2017年第1四半期のスマートフォン売上をベースとしたOSシェアにおいて、AppleのiOSが、中国と日本を除く世界の主要国でシェアを伸ばしていることがわかりました。

iOS、イギリスとアメリカで好調

先日発表されたAppleの四半期業績におけるiPhone売上はウォール街の予想を下回ったものの、世界主要国のスマートフォン市場におけるiOSシェアは、前年同期比でおおむね伸びていることがわかりました。減少したのは中国と日本のみです。
 
調査会社Kantar Worldpanel ComTechの調査によると、特に大きくシェアを伸ばしたのがイギリス(GB)で、前年同期比5.6ポイント増の40.4%となりました。次がアメリカの5.2ポイント増で、38.9%となっています。
 
Kantarによれば、2017年第1四半期の中国におけるiOSシェアは前年同期比8.6ポイント減の12.4%で、2014年第2四半期以来の最低値を記録しました。しかし一方で、iPhone7は同四半期に中国都市部でもっとも売れたスマートフォンであり、3.8%の市場シェアを獲得しています。

実店舗主義のOppoが中国で2位に

中国のAndroid市場に目を向けると、都市部ではHuaweiが36%という圧倒的なシェアを維持しています。2位が近年成長著しいOppoで13%。Samsungは中国のXiaomi、Meizu、Vivoに抜かれ、シェア5%で6位に転落しました。
 
Oppoの強みは実店舗での販売で、スマートフォン売上全体の86%を占めています。Vivoをのぞく中国における競合他社のほとんどは、少なくとも売上の3分の1をオンライン販売に頼っています。

欧州で中国ブランドが健闘

欧州5カ国(ドイツ、イギリス、フランス、イタリア、スペイン)では、2016年に中国ブランドが大きくシェアを伸ばし、売上の22%を占めるまでに成長しました。
 
なかでもHuaweiは、フランス、イタリア、ドイツ、スペインにおける第2のAndroidブランドとなっています。これまで苦戦してきたイギリスでも、2017年第1四半期は6.3%と過去最高のシェアを獲得し、Samsung、ソニーに続く第3位にランク入りしました。

Samsung、S8でシェア回復なるか

アメリカではAndroidが4.2ポイントシェアを落としましたが、これは主にAndroidブランドでシェア1位のSamsungと3位のMotorola(Lenovo)の売上が落ちたためと見られています。
 
欧州5カ国、ラテンアメリカ、インドでは中国ベンダーが売上を伸ばしているものの、アメリカでは事情が異なり、今もApple(39%)、Samsung(30%)、LG(12%)が上位を占めています。
 
またSamsungが2017年第1四半期にアメリカで売上を落としたのは、4月21日に発売された「Galaxy S8」待ちのためであり、爆発事故からリコールとなったNote 7の痛手から立ち直れるのか、iPhone7/7 Plusをトップの座から追い落とせるのかに注目すべき、とKantarは述べています。
 

 
 
Source:Kantar Worldpanel ComTech
(lunatic)