KDDIは5月11日、決算発表を行いました。増収増益を発表した後、田中孝司社長は、テザリングの料金が1,000円であることについて「深く考えていなかった」と語り、今後の無料化を含め検討する姿勢を示しました。

総務省ガイドライン効果でコストダウン

KDDIの連結営業利益は前期比9.7%の増益を果たし、9,130億円となりました。国内のモバイル通信料収入増加など、国内事業による増益が要因と説明されています。
 

 
総務省のガイドラインの影響で、顧客獲得のためのキャッシュバックキャンペーンが抑制された効果でコストが下がったこと、auの契約者数減少をMVNO利用者数増加でカバーしたことなどが発表されました。
 

 
また、昨年9月に開始した大容量プラン「スーパーデジラ」の契約者数が大きく伸び、利用者あたりの料金が増加したことも増収増益の要因となっています。
 

テザリング1,000円は「深く考えていなかった」

決算発表の後、取材に応じた田中社長は、現在ソフトバンクとともに1,000円を2018年3月末まで無料としているテザリング料金について質問に答えています。なお、ドコモはテザリングの追加料金は設定していません。
 
1,000円という金額の根拠を問われ、「深く考えていなかった」「このまま有料化しても不満しか出ないので、まず1年延期させていただいた」と語っています。
 
また、来年春以降の無料化については「さすがに1,000円はアレだよね」「もう少し考えさせてください」と、無料化の可能性をにおわせる発言をしています。

購入したデータ通信量でのテザリングに追加料金、にユーザーは不満

テザリングについては、ユーザーは月間20GBや30GBといったデータ通信量に料金を払っているのに、購入後の使い方によって追加で料金を請求されるのはおかしい、との指摘があります。
 
テザリング料金が無料で固定化されれば、iPhoneのLTE回線を経由して、パソコンなどの機器でもインターネット接続が利用可能になり、ユーザーメリットの拡大につながります。
 
現在、大手3社が横並び状態のテザリング料金が無料化されることに期待したいものです。

 
 
Source:KDDI, ケータイwatch
(hato)