5月9日から、東京渋谷のアイアシアター2.5で乃木坂46の3期生単独公演が行われている。

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 人気絶頂の乃木坂の、しかも早くから逸材揃いと言われている3期生の公演だけに、注目度は高く、しかも800人しか入らない小さな箱での公演だけに、なんと最終的には40倍という高い競争率のチケット争奪戦となったわけだが、ふたを開けてみると、空席があちこちに目立つ会場の姿があった。

 その理由は、入場時の厳重な身分確認チェックである。

 近年、人気チケットの転売問題が取りざたされて久しいが、なかなかチェックすることは難しく、今回も事前に身分証確認はあると告知されていたにも関わらず、オークションサイトでは十万円近い金額で売り出されているものもあった。

 身分証明は、購入者が顔写真つきの証明書(免許証など)を提示するものだが、1万人近い大会場では、全員をチェックすることは難しく、どうしてもランダムなチェックにならざるを得ないうえ、顔写真付きの身分証明書がない人には、保険証などの顔写真のない身分証明書2枚でもOKということで、転売者の中には、自分の身分証明書を貸すような形で不正チケットを使わせるものもいた。

 しかしながら今回は、顔写真付きのものを提示できない場合、住所や氏名を申告させる手段が取られ、すらすらと答えられない場合ははじかれるようなケースもあったという。

 定員800人の小さな会場とはいえ、ここまで厳正にチェックをされてしまうと、当然ながらはじかれる人は多くなり、おそらくは高額な料金で転売チケットを購入したのに、涙をのんだ客はかなり多かったと思われる。

 また、この夏に行われる夏の全国ツアーでもそうなのだが、購入者のみならず、同伴者の名前も書くことが義務付けられており、そこに書かれている同伴者も本人かどうかのチェックが行われた。つまり、同伴者が都合が悪くなり、別人が同伴することもできないわけで、これは相当厳しいものと言えるだろう。

 人気があがれば、ライブに行きたい人は増え、当然、転売で一儲けしようとする輩も現れる。

 先ほど書いたように、この転売を撲滅しようとする動きは様々な事務所、レコード会社、アーティストが取り組んでいるところであるが、最も勢いがある乃木坂の今回の厳重なチェックがどういう影響を及ぼすか、注目したいところである。