“明日入隊”イ・ミンホが心境吐露「軍隊に行くことより、終わっていく20代に対する寂しさが…」

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目を閉じて、壁にもたれるだけでも人生に残るポーズになる。グラビアとはこういうものだろうか。イ・ミンホが入隊を控えて最後のグラビアをファッション誌「@star1」と撮影した。着る服はどれもカッコよく、カメラを当てる角度はどれも絵になる。イ・ミンホは「入隊前の最後のグラビアだから、記憶に長く残ればと思う」とし、豪快に笑った。2年のブランクの間、この愉快な笑い声が忘れられそうにない。

――入隊が迫ってきています。最近は何をして過ごしていますか?

イ・ミンホ:SBS「青い海の伝説」を終えた後、色々と溜まっていた仕事をこなしました。もう入隊を待っています。

――上半期の入隊が有力です。(インタビュー時、入隊日未確定) 感慨深いんじゃないかと思いますが。

イ・ミンホ:平気だろうと思っていました。これまで入隊した時、泣いたとか妙な気分になったという方々にたくさん会ったんですけど、正直クールに何ともないだろうと思っていました。しかし、心残りがたくさんあります。軍隊に行くこと自体よりは、終わっていく20代に対する寂しさというか。もう30代になるので、歳を取ることに対する惜しい気持ちがあります。作品(演技) に対する心残りもありますし。ハハハ。

――デビューして丸10年を超える時間、20代のほとんどを“牛のように”働いてきました。何が惜しいでしょうか?

イ・ミンホ:あまりにも突っ走ってきたし、少し休みたいとも思いました。今、この時に充電しておかないと、30代に俳優生活をちゃんと続けていけるんだろうという疑問が生じました。入隊による自然なブランクが個人的には大きな意味のある時間になると思います。振り返ると、10年間一生懸命に働きましたが、この生活が自然に日常になって人間イ・ミンホは失われているような気がします。

――イ・ミンホを失ったというのはどういう意味ですか?

イ・ミンホ:どうしても俳優として仕事をしながら、プライバシーやイ・ミンホの人生に統制されるものがありました。過去の自分の姿が忘れられたような気がします。(入隊をきっかけに) 今後追求する人生の意味や価値観などを考える時間を持てるんじゃないかと思います。

――入隊が遅いほうですね。

イ・ミンホ:ご存知のように20歳のときに、大きな交通事故に遭いました。21歳から22歳になる時期にすごく大変でした。精神的にもそうですし、仕事がうまくいくときでもなかったので、軍隊に行かなきゃと思いました。しかし、両親や事務所に引き止められましたし、実はそのときの体の状態では、行きたくても行けない状況でした。

――その代わり一生懸命に仕事して、今のイ・ミンホになることができたんですね。

イ・ミンホ:あのとき軍隊に行っていれば、「花より男子」に出会えなかったと思いますし、あんなに幸せな20代を過ごせなかったんじゃないかと思います。早く行かなかったのは良い選択だったと今も思っています。10年以上ドラマをやりながらできることは、全部やってみました。ドラマに対する心残りや後悔はないほうです。良い時期に演技をして、海外でもたくさん愛されて、韓流コンテンツを知らせるうえでそれなりに貢献したと思えて幸せでした。

――ドラマというとイ・ミンホですが、映画に対する渇きは相変わらず持っているみたいですね。「江南ブルース」以来、休んでいますね。

イ・ミンホ:そうですね。元々の目標は軍隊に行く前に映画をもう1本試みることだったんですが、「青い海の伝説」が元々の予定より遅く撮影を始めるようになって、もう1本をやるのは難しくなりました。でも20代前半から漠然と「映画はちょっと遅い年齢でやりたいと、いつも思ってきたのでこれからを期待している。どうしても人間イ・ミンホとしての重量感、俳優イ・ミンホとしての奥深さをもっと出せるときに映画をたくさんするほうがいいんじゃないかと思う。除隊後には欲を出して、さまざまなジャンルとさまざまな監督とやってみたいと思っています。

――これから出演してみたいジャンルはありますか?

イ・ミンホ:やってみたいジャンルは、アジア全体の市場をターゲットにした「007」シリーズや「ミッション:インポッシブル」流のジャンルをやってみたいです。昔の香港映画のような感性たっぷりの恋愛映画にも出演してみたいです。僕もアナログとデジタルの間に挟まれた世代であるので、以前のアナログ感性に対する思い出があります。その時代に合う社会像、価値観が盛り込まれた映画もやってみたいです。今回参加したMBCドキュメンタリー「DMZ、THE WILD」のように、なにか自分の考えが反映されて、興味のある分野を取り扱うものです。コン・ユ先輩が映画「トガニ 幼き瞳の告発」に出演したように、俳優として自分の関心を多くの人々に知らせることができるのは、非常に有意義な作業になるんじゃないと思います。

――イ・ミンホの休みの日の日常を教えてください。

イ・ミンホ:何もしません。ハハハ。本当に何もしないのが問題です。以前はわざわざ探してやってみたりしたんですけど、今はそういうのがありません。プライベートで何か情熱を燃やしたり、勉強をしたりとか、そういうのがない状態です。これからは探して作ってみようと思います。何もしないのは慢性疲労がかなりの影響を与えていると思います。ハハハ。

――好きな食べ物はありますか?

イ・ミンホ:え? 典型的すぎる質問じゃないですか? うーん……“お母さんのご飯”が好きです。だから理想のタイプは料理が上手な女性です。ハハハ。お母さんがすごく家庭的な方でずっとそれを見ながら育ってきました。お母さんの姿が入っている女性が好きです。

――もう一つ典型的な質問をさせていただきます。美貌の秘訣は何ですか?

イ・ミンホ:ハハハ、もう……何もしていません。おそらく一般男性の方よりやっていないと思います。最近はルックスの管理に興味を持っている方が多いじゃないですか。よくある話ですが、基本をしっかりやるタイプです。ちゃんと落として、ちゃんと塗ります。

――外出や旅行は楽しむほうですか?

イ・ミンホ:家の外を出る瞬間、少し疲れる部分があります。例えば、僕がどこかに行ってご飯を食べる。そういうことを後で他人を通して聞くのも嫌です。最近、SNSが発達して、自分が知らないうちに写真が撮られて、あちこちにアップされたり、そういうことがつまらない噂を作り出すことが精神的に辛いです。そういうことで大きく被害を被ったり、事件を起こしたことはありませんが、僕のことを知らない誰かが僕についてあれこれ言ってると疲労感を感じます。

――でも10年以上、事件や事故なしに静かにやってきたんですね。

イ・ミンホ:そんな感じです。ハハハ。おとなしく普通に暮らしました。だから自分自身を忘れた部分もあります。性格も少し変わりました。デビュー当初は後で有名になっても隠れたり、顔を隠したりしないつもりでいたんですけど、徐々に自分も知らないうちに隅っこに引きこもって、変わりました。すごく外向的なほうだったんですけど、多くの部分で保守的に変わりました。もちろん今も一緒に作業している人々の間では、外向的にちゃんと付き合っています。その他に時間や生活において、どうしても保守的になったと思います。

――いつの間にか後輩たちもたくさんできる年頃ですが。

イ・ミンホ:機会があれば、助けが必要な後輩たちが頼ることのできる先輩になりたいと思っています。実は芸能界で生活をする俳優や歌手の中で8割ほどは、良い環境でスタートしてないみたいです。僕もそうでしたし、何かにぶつかった時、客観的な話を聞くことができる環境が必要です。意思決定をする時に難しいと思う場合もあります。僕が20代前半にそうでした。最近後輩たちに会うと、そんな難しさを打ち明けられます。

――俳優ではなく軍人として暮らしながら、挑戦してみたいことはありますか?

イ・ミンホ:規則正しい生活自体が僕としては物凄い挑戦です。ハハハ。学校に通う以外では決まった時間に起きて動いたことがありませんから。個人的にお酒も楽しんでないので、夜遅くまで街を歩くこともないですが、家にいるとやることがたくさんあります。夜行性なので、家で遅くまで寝ないで何かをしながら、疲れて眠ってしまうことがたくさんあります。

――入隊を控えている状況で、ファンに伝えたいことは?

イ・ミンホ:実はファンの気持ちが完璧には分かりません。僕は誰かを好きになって熱狂的になったことがない人でした。特に好きな芸能人とかそういう経験がありません。ファンに僕のブランクができて、しばらく見られない感情がどういうものなのか全部は理解できませんが、寂しく思う気持ちや応援する気持ちは僕にも伝わっているし、感じています。お互いに元気にそれぞれ自身の生活を充実させれば、時間というのはすぐに経つんじゃないでしょうか。元気に行ってきて、良い作品でまた癒しを与えたいと思います。

エディター:キム・ドゥリ、インタビュー:ユン・ガイ、フォトグラファー:キム・ウェミル、ビハインド・フォトグラファー:チョン・ユジン、スタイリスト:キム・ジヨン、クォン・スヒョン(EUPHORIA SEOUL)、ヘア:イム・ジョンホ(Aura Beauty)、メイク:チョン・ダウン(Aura Beauty)