PMS改善に低用量ピルを服用して感じた「助かっていること3つ」と「困ったこと3つ」

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現在、38歳の私。年明けから低用量ピルを飲み始めました。

「ピル」と聞くと、避妊目的だと考える人が多いかもしれません。確かに、ピルは「経口避妊薬」と呼ばれており、一般的には避妊薬というイメージがあると思います。

実のところ、ピルは PMS の改善や月経周期の安定など、避妊目的以外にも使われています。私の場合も、PMS を改善したいというのが目的でした。

また、ピルの効用を知っていても、心理的なハードルを感じている人も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、私が実際に低用量ピルを服用して感じたことを紹介します。女性特有の症状に悩んでいる人が少しでもラクになってほしい、という思いを込めて……。

【まずはレディースクリニックへ】

ピルは薬局に行けばすぐ買えるものではなく、医師の診察と処方が必要なお薬です。ホルモンバランスをコントロールして整えるものですので、必ず診察を受けてください。

私は近所のレディースクリニックに通っていて、いま処方されているのは「トリキュラー錠28」という低用量ピルです。

【ピルを服用して助かっていること3つ】

現在、服用を始めて3か月ほど経過しました。助かっていると、これまでに感じたことを挙げてみますね。

その1. 生理時の出血量が激減したこと
その2. 生理の始まる日をある程度コントロールできること
その3. 安心感があること
※ 排卵していないので正確には生理ではなく「消退出血」というのですが、ここでは「生理」としています

1. 生理時の出血量が激減

私は子どもを出産してから、生理時の出血量が多くなりました。それはもう、いろいろと心配になるレベルだったのです。

それが半分程度の量になり、不快感も減りました。出血量が減ったということは、体への負担も少なくなったはずです。

2. 生理の始まる日をある程度コントロール可能

それから予想外に助かったのが、生理の開始日をコントロールできること。

私が服用している「トリキュラー錠28」は1シート28錠入りです。これを毎日1錠ずつ服用するのですが、22日目から28日目までは偽薬になっています。

偽薬の期間になって数日すると出血が始まるため、自分の生理周期を確実に把握できるようになります。そのうえで、翌月の生理を早めたいときは偽薬の服用を早め、生理を遅らせたいときは偽薬の服用を遅らせるなどすると、生理の開始日をある程度調整することも可能です。

この日に温泉やプールの予定がある、泊まりがけで旅行に行く、といったときに生理を避けられるというのはうれしい人も多いはず。具体的な方法は、先生に相談してくださいね。

3. 安心感があること

生理時の出血量が減ったり生理周期が安定したりと体への効果が感じられることで、精神的な安心感も得られるようになりました。

ピルを飲んでいることで、気持ち的にもラクになれる。たとえるなら、持っているだけで守られていると感じられる「お守り」のような感覚でしょうか。

【ピルを服用して困ったこと3つ】

さて、当初の目的だった、肝心の PMS の改善はどうなったのか……。続いて困ったことを挙げますね。

その1. 期待したほどPMSにまだ効果が見られないこと
その2. 飲み始めの吐き気・めまいがひどかったこと
その3. 太ったかもしれないこと

1. 期待したほどPMSに効果を感じない……

私は低用量ピルを服用すれば、これまでの PMS が劇的に、なんならピタッとおさまるものだと期待していました。しかし、現在も生理前1週間ほどはこれまでと同様の症状に悩まされています。

それでも飲んでいない時よりは改善されているような気がするし、服用を続けると変わるかもしれないので、もう少し様子を見るつもりです。効果がみられない場合は別のピルに変えてみる、という選択肢もあるようです。

2. 飲み始めの吐き気・めまいがひどかった……

服用スタートした初日。ピルを飲んで2時間ぐらい経ったとき、ハッキリと副作用が現れました。ひどい吐き気とめまいで、その日は寝込んでしまったほどです。2日目以降は寝る前に飲んで寝たら問題ありませんでした。

ピルは服用する時間を毎日変えないのが理想なので、夜寝る前に飲むのが良いかもしれません。副作用が出ても睡眠中であれば、少しは楽にやり過ごせるように思います。

副作用は胸の張りや不正出血など人によって様々ですが、基本的には飲み続けるうちにだんだんと体が慣れていくようです。不安を感じたら、とにかく先生に相談してみてください。

3. 太ったかもしれない……

服用し始めてから、2キロ体重が増えました。正直なところ直接的な因果関係はないようで、「低用量ピルのせいだ」と言い切れません。

ただ、私の周りにも「ピルを服用しはじめてから体重が増えた」という女性がいるのも確かです。うーん……。

以上が私自身が服用して感じたことです。

【ひと月、いくらかかる?】

ピルの費用は、私が通っているところでは1カ月分の1シートが2500円程度で、最長6カ月分までまとめて処方してもらえます。ピルの処方箋料は病院によって異なりますが、2000円〜3000円程度のところが多いようです。

ひと月2500円を安いと感じるか高いと感じるか。人によってちがうとは思いますが、つらい症状が少しでも軽くなるのであれば、試してみようと思える人も多い金額ではないでしょうか。

【薬でラクになるなら頼ろう】

お薬ですので、当然ながら効果と副作用があります。それでも、つらい症状に悩んでいるのであれば試してみる価値はあると思います。

中には「生理前や生理時につらいのは当然」、「不快な症状でも我慢しないと仕方がない」と思っている人もいるかもしれません。でも、私は薬に頼ってラクになるのであれば、なんらためらうことではないと思います。

「あまりに症状がつらいときは『低用量ピル』という選択肢がある」

このことをぜひ心に留めておいてほしいです。繰り返しになりますが、必ず病院できちんと診察をうけて処方してもらってくださいね。

執筆・撮影=鷺ノ宮やよい (c)Pouch

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