【サッカー】ACLベスト16が揃う 日本からは3チーム、レベル接近も

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 サッカーのアジアナンバー1クラブを決める、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)が各地で行われている。

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 日本からは鹿島アントラーズ、浦和レッズ、川崎フロンターレ、ガンバ大阪の4チームが出場。2月21日、22日からはじまったグループステージ(GS)も5月10日に終了。ノックアウトステージ(KOステージ)に出場する8チームが決定した。

 ここではグループリーグを振り返るとともに、各国のレベルを考えていく。

■大会のレギュレーション

 GSは東西に分けて行われる。グループA〜Dは西地区(中央、南、西アジア)のクラブで、グループE〜Hは東地区(東アジア、東南アジア)のクラブで争われる。

 日本は東地区に属し、韓国や中国、オーストラリア、タイなどのクラブと対戦する。

 GSの上位2カ国、計8カ国(西地区と合わせて16カ国)がKOステージに進出、準々決勝までは東西に分けて行われ、準決勝からは東西の地区をまたいだ対戦となる。

 GS、KOステージともホーム&アウェイ方式で行われ、9カ月の長丁場となる。

■東地区の通過状況は?

 日本から出場した4チームのうち、大阪のみ1勝4敗1分けでGS敗退となったものの、鹿島、浦和、川崎の3クラブは1位で突破した。これで4チームが出場するようになった09年以降、9年連続1チーム以上が突破している。

 その他、中国は上海上港、13年と15年にACL制覇した広州恒大、江蘇蘇寧と出場した3クラブ全てが突破。豊富な資金力を背景に、力を伸ばしつつある。一方で韓国は4クラブが出場したものの、突破したクラブは済州ユナイテッドの1クラブのみ、3クラブが出場した豪州は突破チームが0と厳しい結果となった。

 豪州のクラブに代わり、KOステージに進出したのはムアントン・ユナイテッド(タイ)。タイのクラブとしては13年のブリーラム・ユナイテッド以来4年ぶり、クラブとしては初のKOステージ進出となる。

●他地区も力をつけつつある

 09年以降で見ると日本と韓国は9年連続、中国は8年連続で1チーム以上がKOステージに進出しており、東地区ではこの3カ国が3強といえる。一方、W杯出場国は日本、韓国、豪州が常連となっている。中国は02年の日韓W杯以降出場はなく、タイは本大会出場はない。

 しかし、W杯は26年大会から出場国がこれまでの32カ国から48カ国に拡大する。それに伴い、アジア枠も出場枠の増加が予想される。

 一見、出場が楽になるように見えるが、中国やタイのようにこれまで予選を勝ち抜けなかった国にとっても出場枠を勝ち取るチャンスが増えることとなり、これらの国ではクラブベースで強化を進めている。

 実際、16年のACLではFC東京と浦和レッズの2チームがKOステージに進出したもののベスト16で敗退し、準々決勝に勝ち上がれなかった。

 これからは、東南アジア諸国や中国も本大会出場を目指し、クラブベースから代表強化につなげるべく強化に取り組んでいくだろう。日本も連続出場を続けるために、クラブから強化を図ってもらいたい。