米連邦捜査局(FBI)に関する上院司法委員会の公聴会でFBI長官として証言するジェームズ・コミー氏(2017年5月3日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領に電撃解任された米連邦捜査局(FBI)のジェームズ・コミー(James Comey)長官は、FBI職員に別れを告げる書簡の中で「私は大丈夫だ」と語り、解任された過程について思い悩むことはないと述べた。米CNNテレビが10日に報じた。

 トランプ大統領は9日、指揮力がないとしてコミー氏を突然解任した。しかし、コミー氏が米大統領選中のトランプ陣営とロシアとの関係に関する捜査を率いていたことから、今回の解任劇は波紋を呼んでいる。

 コミー氏は、FBI職員らに宛てた書簡の中で「大統領はどんな理由でも、あるいは全く理由がなくても、FBI長官を解任できるものだと長年思っている。今回の決定や、その決定が実行された経緯について、時間を費やすつもりは私にはない。皆さんにもそうしてほしい。もう終わったことであり、皆さんや職務から離れることは非常に残念だが、私は大丈夫だ」と述べている。

 さらにコミー氏は「混乱の時代にも、FBIの権能、公正性、独立性は、岩のように動じないものだと米国民には考えてほしい。FBIの強固さを支えているのはそこで働く人々の気質と資質であり、彼らが一丸となって米国を支える岩となっているのだ」とも語った。

 トランプ氏による突然のコミー氏解任を受け米政界では論争が起きており、発足から日の浅いトランプ政権は混乱に陥っている。
【翻訳編集】AFPBB News