結婚すべき男の見極め力が身につく!今一度読みたいアラサー向け漫画とは?

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とにかく刺さる、まるで自分のことのよう…など、アラサー女子の共感が半端ない『東京タラレバ娘』。
4月25日発売の『KISS 6月号』(講談社)でついに最終回を迎えましたが、単行本発売を待っているファンも多数!

結末はそこで確認してもらうとして、今回は作中の重要人物・早坂さんが不遇な件&女性に良さをわかってもらいにくい件について考察してみようと思います。

■早坂哲朗さんとは?


ドラマでは鈴木亮平さんが演じていた早坂さん。テレビ制作会社のディレクターで、仕事はちゃんとしている模様です。
30代独身、東北出身のほのぼの系眼鏡男子。テレビ業界の派手さを考えると地味なタイプかもしれません。

■10年前、倫子にフラれる


倫子の誕生日に高級レストランでディナー、指輪を用意しての告白。女子的にはかなり心躍るシチュエーションにも関わらず、倫子は場慣れしない、スマートではない早坂さんを「重い」と言い、ごめんなさいをする結果に。

→多くの女性が陥りがちな「スマートな男性が好き」「エスコートしてほしい」という願望を満たさなかったためにフラれてしまった早坂さん。
頑張ってステキなシチュエーションを作ろうとした努力を認めてあげてもいいと思うのですが…。「スマート」「エスコート上手」な男性は、基本、遊び人ということを心に刻んでおいたほうがいいかも。

■倫子ではなく若い女子に告白


10年経って「早坂さんでもいいか」と妥協点を見出した倫子。でも早坂さんはアシスタントのマミちゃんに交際を申し込みたいと、倫子に恋愛相談をします。そして現在の早坂さんは立派にエスコートできる男子になっている…!

→逃がした魚は大きかった。そんな心境に陥る倫子ですが、この上から目線が「タラレバ」の大きな原因かも。
倫子にショックを与えはしたものの、昔自分をフった女であるにも関わらず、仕事をくれる早坂さんって仏のような人ですよ!普通なら私情を絡めるところですが、それとこれとは別って切り分けられるところが大人!

■マミちゃんの二股も容認


マミちゃんには年下(高校生)の彼氏がいます。それを知った早坂さんは「お試し」ということで、二股を容認してお付き合いすることに。

→とんでもなく心が広い早坂さん。信じられないほど人間ができています!こんな男性はそうそういませんが、むしろこういうところが女子に軽く見られるのでしょうか?彼をないがしろにしたらバチが当たりそう…。

■KEYとの関係を知っても倫子を受け入れる


金髪の年下イケメンKEYに、早坂さんの前で「エッチした」とバラされた倫子。早坂さんはそれをも受け入れます。こんな男子が世の中にいるのでしょうか?しかも倫子に対する愛を感じます。

→一般の男性は、自分の浮気や一夜の過ちに関しては甘いけれど、女子の貞操には厳しいもの。相手が自分が知っている男ならなおさら…。にも関わらず受け入れる早坂さんって何者なんでしょう?

■女性を絶対、不安にさせない早坂さん


倫子と早坂さんは紆余曲折ありましたが、7巻ではお互いの好意を再確認して同棲スタート。そして倫子は「気楽」「優しい」「安心」を手に入れて恋愛不安から脱出します。

→恋愛中の女性を不安にさせない早坂さんのエピソードは多数あります。こんな人がいたら速攻、結婚するのにと思った女性は多いはず。しかし、なぜか不遇なのは、刺激がないというか、ちょっぴりもの足りないということ?

■早坂さんと倫子はどうなるの?


結末については、各自で読んでいただきたいのですが、今までの話の流れの中で、なぜ早坂さんがこんなにも不当な扱いを受けるのか?と首を傾げる女性は多いような気がします。
むしろ周囲にいたらモテモテでは…?

■終わりに


前述した通り現実世界では、早坂さんのような男性は、速攻お付き合いして夫にしたいタイプじゃないかと思います。確かに10年前はダサかったけど…。

そろそろ結婚したいアラサー女子は『東京タラレバ娘』を1巻から読み直し、タラレバ娘たちの経験や迷い、失敗を参考にするといいかもしれません。
そして“早坂さん男子”に出会ったら、キープではなく即買いすることをオススメします!

ライタープロフィール


天野りり子
ライター/編集者
大学在学中からライター&編集稼業をスタート。女性誌ではビューティ&ヘルス企画、男性誌では恋愛記事を多数執筆、書籍編集も手がける。
趣味は読書とタロット占い、そして恋バナを収集すること。