中華料理が世界3大料理に数えられることから分かるとおり、中国人の食に対するこだわりは強く、料理に対する関心も高い。最近、中国では主に若い世代の間で料理のレシピサイトが人気を集めており、日本料理に対する関心も高くなっている。(イメージ写真提供:123RF)

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 中華料理が世界3大料理に数えられることから分かるとおり、中国人の食に対するこだわりは強く、料理に対する関心も高い。最近、中国では主に若い世代の間で料理のレシピサイトが人気を集めており、日本料理に対する関心も高くなっている。

 中国の街中でも随分と日本料理店を見かけるようになった。徐々にではあるものの、日本料理が受け入れられるようになっている中国において、「日本の海苔巻き」と「韓国の海苔巻き」の違いに混乱する人もいるようだ。

 中国メディアの快報は5日、日本の海苔巻きと韓国の海苔巻き「キンパプ」は見た目がそっくりなのに、なぜ価格が全然違うのかと疑問を投げかける記事を掲載した。

 確かに、日本の海苔巻きとキンパプの見た目はほぼ同じであるゆえ、中国人からすればその違いがよく理解できないのはごく自然なことかもしれない。しかし、中国では寿司(すし)は高級料理として扱われ、海苔巻きも寿司として扱われているのに対し、キンパプは持ち帰りの形式で販売され、気軽に食べられる一般的な価格の食べ物として売られている。

 記事は、寿司の一種である海苔巻きとキンパプを混同すると、お金だけでなくメンツも失うことになると主張し、両者の違いを紹介した。まず1つ目の違いとして、「形の違い」を挙げ、海苔巻きとキンパプの見た目はよく似ているが、日本の海苔巻きは握り寿司やちらし寿司など、数々ある寿司のうちの一種であり、海苔巻きのなかにも太巻きや軍艦巻などの種類があることを説明した。

 さらに「具材の違い」を挙げ、中国で寿司は高価な食べ物として認知されているが、その理由は具材に刺身が用いられているからだとした。中国ではサーモンなどを刺身で食べる人も増えてきているが、生物を嫌う文化であるため刺身を好む人はまだ少数で、刺身で食べられる新鮮な魚の流通も少ないゆえ高価だ。しかし、キンパの具は野菜やカニカマ、卵焼きなど中国人が普段から口にする物ばかりだと指摘した。また、「ご飯の違い」を挙げ、寿司は甘酢が混ぜられており、キンパはごま油が混ぜられているという違いがあると説明した。

 日本食、洋食、イタリアンなど徐々に様々な食文化が受け入れられるようになっている中国では近年、レシピをネットで調べ、自分で料理を作ることを楽しむ人も増えてきている。ただ食べて楽しむだけでなく材料や作り方に関心を向けるようになってきていることが見受けられる。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)