【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)や観光業界によると、1〜3月期の旅行収支は37億4340万ドル(約4280億円)の赤字で、赤字幅は2007年10〜12月期(37億6310万ドル)以来の高水準となった。米最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の在韓米軍配備に反発する中国が3月、自国の旅行会社に韓国旅行の取り扱いを中止させ、中国人客が急減したことが主因と分析される。

 3月の単月では13億5000万ドルの赤字で、中東呼吸器症候群(MERS)の流行で韓国の観光業が打撃を受けた2015年7月(14億7000万ドルの赤字)以来、1年8カ月ぶりの高水準となった。
 1〜3月期に海外旅行した韓国人は651万4859人だったが、韓国に入国した外国人客はその3分の2にも満たない370万6415人にとどまった。
 中国人客の減少は続いているのに対し、韓国からの海外旅行者は前年比で増え続けていることから、大幅な旅行収支の赤字は上半期いっぱい続く見通しだ。
 3月の訪韓中国人客は36万782人で前年同月比40.0%減少した。一方、韓国人の海外旅行者は前年同月比で1月は10.9%、2月は18.9%、3月は23.7%、それぞれ増加。旅行会社の統計によると、4月も海外旅行者の増加は続いた。特に、4月末から5月初めにかけての連休期間に海外へ出かけた旅行者が多く、旅行収支の赤字は拡大すると見込まれる。
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