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米Dell Technologiesは、5月8日〜11日(現地時間)、米ネバダ州 ラスベガスで「Dell EMC World 2017」を開催。2日目の5月9日のゼネラルセッションには、米VMware CEOのパット・ゲルシンガー(Pat Gelsinger)氏が登場し、IoTソリューションについて説明した。

同氏は冒頭、IoTについて、「IoTは分散型のコンピューティングだ。ITの世界は集中型と分散型を行ったり来たりしている。この10年、クラウドによって集中しようとしてきたが、IoTは逆にこれをエッジにもっていくものだ。だから我々はハイブリッドのアプローチを採っている。両方を一緒に使うことによって、本当の意味での分散型にしようとしている。そのためには、エッジのコントロールをしっかりやらなければならない。Dell Technologiesはそういったニーズを満たしてくれている。また、エッジ側のセキュリティも担保しなければならない。そのためにVMware Pulse IoT Centerにつくった」と語り、VMwareのIoT向けの新製品群である「VMware Pulse」を発表した。

「VMware Pulse IoT Center」は、IoTインフラ管理をセキュアに行うソリューションで、ユーザーは自社のコネクテッド シングスを管理することが可能になるという。また、エッジからクラウドまで、IoTプロジェクトの管理、稼働、拡張、保護を実行できるという。

同氏は「VMware Pulse IoT Cente」について、「この製品は、エンタープライズレベルのEnd to Endの管理ソリューションで、インフラレイヤーで使うものだ。ネットワークの管理やモニタリングをサポートし、これにはゲートウェイも含む。この製品を使うことで、IoTに信頼性やセキュリティをもたらす」と語った。

そして同氏は、同社の戦略について、次のように説明した。

「VMwareの戦略は非常にシンプルなもので、どのようなデバイスでも、どのようなアプリでも、どのクラウドでも稼働できるようにすることだ。いろいろなベンダーがさまさまなソリューションを提供しているが、ITはこれらをつなげなければならない。そのためにVMware Workspace ONEを作った。また、我々はDell Technologiesに統合されたため、DELLのソリュションに埋め込むこともやっている。VMware Workspace ONEは我々を次の世界に連れて行ってくれるもので、コンシューマ製品のシンプルさとエンタープライズ製品のセキュリティと管理を提供するものだ。これは、Dell Technologiesとパートナーを組むことで実現した。ただ、クライアント側だけなく、インフラも重要だ。そのためのソリューションがハイパーコンバージドインフラだ。3年前、私はすべてのインフラはハイパーコンバージドになるといった。ハイパーコンバージドは爆発的に伸びており、我々には、この領域でリーダーになるというミッションがある。そこで本日、エンドユーザーコンピューティングとハイパーコンバージドインフラを統合した製品を発表する」と語り、「Dell EMC VDI Complete Solutions」を発表した。

同ソリューションは、デスクトップ仮想化ソリューションで、DELLのクライアント、VxRail、VMware Horizon等を1つにまとめたものだという。これは、前述した、どのようなデバイスでも、どのようなアプリでもを実現するためのソリューションだという。

ゲルシンガー氏はこの製品について、「VDI Completeはインフラとエンドポイントを1つのソリューションに統合したもので、Dell Technologiesのパワーが1つになっている」と語った。

また、「どのクラウドでも」については、「すべてのクラウドをどう活用するのかというクロスクラウドを考えている。VMwareを使っていないクラウドでも連携、管理し、ネットワークツールを使って、GoogleやAzureなども使えるようにすることがクラウドの自由というものだ」と語った。

そして同氏は最後に「いま、ITの世界はテクノロジーがテクノロジーを壊している時代だ。データセンターの中だけでなく、あらゆるビジネスの世界が新しい世界になっている。そこには新しいインフラやサービス、学習の機会も必要だ。デバイスもあらゆるところで使われ、自動化も使われ、ソリューションが世界を変えている。これは我々にとってチャンスだ」とメッセージを送り、講演を締めくくった。

(丸山篤)