米首都ワシントンのホワイトハウスでドナルド・トランプ大統領(左)と会談するロシアのセルゲイ・ラブロフ外相。ロシア外務省提供(2017年5月10日提供)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は10日、ホワイトハウス(White House)を訪問したロシアのセルゲイ・ラブロフ(Sergei Lavrov)外相と会談し、シリアのバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)大統領とその主要協力国であるイランを抑制するよう要請した。

 ラブロフ外相は1月のトランプ大統領就任以降にワシントンを訪れた最高位のロシア政府当局者で、大統領執務室でのトランプ氏との直接会談という異例の厚遇を受けた。大きな注目を集めていた会談で、両者は繊細な米ロ関係の強化を図った。

 同外相はホワイトハウス訪問に先立ち、レックス・ティラーソン(Rex Tillerson)米国務長官とも会談し、シリアとウクライナでの危機について協議。会談は「建設的」だったと評価した。

 トランプ大統領はラブロフ外相との会談の直後、「とても、とてもいい会談だった」とした上で、「われわれは(シリアでの)殺人と死を止める」と表明した。ただホワイトハウスによれば、同大統領はラブロフ外相に対し、ロシア政府は「アサド政権やイラン、イランの代理たちを抑制」すべきだと伝えた。

 ラブロフ外相のワシントン訪問には、シリア国内での安全地帯設置というロシアの計画への支持を取り付ける狙いがあった。同外相は「共に運用できる具体的な仕組み」をトランプ氏と協議したと説明。米ロ間や他の関係国との間で、今回のような接触を続けていくことで一致したと述べた。
【翻訳編集】AFPBB News