10日、米華字ニュースサイト多維新聞は、第19代韓国大統領に就任した革新系最大政党「共に民主党」の文在寅氏に対し「中国は日米と異なり、破格の対応をした」とする記事を掲載した。

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2017年5月10日、米華字ニュースサイト多維新聞は、第19代韓国大統領に就任した革新系最大政党「共に民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)氏に対し「中国は日米と異なり、破格の対応をした」とする記事を掲載した。

文氏の当選が決まった後、日米中の祝意を表明する方法は異なった。中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席は10日午前に祝電を打った。米ホワイトハウスは短い声明を発表したが、トランプ米大統領は今のところコメントしていない。安倍晋三首相は9日の衆院予算委員会で声明を発表。しかし、日米とも祝電は打っていない。中国の迅速な対応が際立っている。

習氏の祝電は2段落に分かれていた。まずは中韓関係の歴史的な成果を回顧。「両国民の利益のため、関係が強化された」と強調している。さらに、新大統領への期待。「食い違いを適切に処理」して協力を強化し、2国間関係を健康的に発展させることを望んでいる。

中韓はこの1年、在韓米軍への高高度防衛ミサイル(THAAD)配備をめぐって関係は急速に冷却化した。「食い違いを適切に処理」する対象は、THAAD問題を指すとみられている。さらに、大統領選の当日、中国国防部は渤海海域で新型弾道ミサイル実験を実施した。韓国新大統領への警告が含まれていたとみられている。習氏の祝電には「中国の我慢の限界をくみ取り、決定は慎重に」との意味もあるようだ。(翻訳・編集/大宮)