9日、日本旅行に訪れた中国人観光客が、日本で食べたすき焼きがいかにおいしかったか、その感動をつづった。写真は作者提供。

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2017年5月9日、日本旅行に訪れた中国人観光客が、日本で食べたすき焼きがいかにおいしかったか、その感動をつづった。以下はその概要。

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夕食に選んだのは、ホテルから遠くない所にあるすき焼き店だ。すき焼きは最初、農民が普段の農作業の休憩時に、鋤の平らな部分を使って肉を焼いて食べことから「すき焼き」と言うようになったそうだ。しかし、明治時代前の日本は牛肉を食べることが禁じられていたので、すき焼きの食材は主に鶏肉だった。そして明治時代になって、天皇が西洋的な牛肉の食用を民衆に勧めたことから、牛肉でのすき焼きが主流になったという。みんなも分かる通り、脂肪分が少ない鶏肉よりも牛肉の方がもっとおいしいのだ。

メニューは実に簡単で、牛肉の等級別に2種類のセットメニューがある。セット内容は、肉1皿、野菜や豆腐、しらたきの盛り合わせに、生卵1つだ。まずは特上セットを1人1セット注文して試してみよう。床に直接座って食べるのは、見た感じは美しいが、お腹が縮むので食べている時に胃にまで届かない感じだ。食べ終わった時には何も感じなかったが、立ち上がったと時に急にお腹がパンパンになった。

ついに特上の牛肉が登場だ。牛肉の良し悪しは霜の降り具合を見ればわかる。食卓に上った肉を見てすぐに5つ星の良い肉だと分かった。店員がまず、ラードを鍋底に塗り、そのあと豆腐、ネギ、牛肉を入れていく。そして半分ほど焼けたところで汁を入れるのだ。老舗のすき焼き店では普通、この関西式の方法だ。火が通ったところで、生卵の中に具を入れる。卵のおかげで温度が下がり、口の中を潤す効果があって、まんべんなく卵をつけたらいよいよ口の中へ投入だ。

これは本当においしい!!!一口食べると同時に私たち2人は息を深く吐いた。とにかくおいしい!具体的な味は形容しがたいので、やはりみんな自分で確かめてみた方がいい。すき焼きはすでに私の心の中で羊肉のしゃぶしゃぶと同じ地位にまで上がった。1人前の肉では足りないので、今度は上の牛肉を1人前追加。確かに特上と比べると劣るものの、それでも十分おいしい。豆腐としらたきも1人前を追加。もはや私たち2人は、すき焼きのデストロイヤーと化したかのようだ。目に入るのはただ目の前にあるすき焼きだけだ!

1杯目のご飯は肉をおかずにして食べ、2杯目のご飯は肉汁がたっぷり入った卵を上にかけ、よくかき混ぜてから口の中へすすった。本当に大満足だ。会計時に「米久」の看板にお辞儀をして敬意を示さずにはいられなくなった。こんな完璧な体験をさせてくれて本当にありがとう。そしてこの食事の後、わざわざかっぱ橋まで行ってすき焼き用の鍋を買い、中国に持って帰ってしまった。(翻訳・編集/山中)