前線からエネルギッシュに動き回り、攻撃を活性化。決勝点となる2点目は、得意のヘッドで叩き込んだ。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

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[ACLグループステージ最終節]鹿島 2-1 ムアントン・U/5月10日/カシマ
 
 久しぶりのスタメンで、結果を残してみせた。1点目は裏に抜け出し、正確なコースを突いてネットを揺らす。2点目は、クロスを得意のヘッドで叩き込んだ。
 
 シュート技術と決定力の高さはもちろん、チャンスを引き寄せる動き直しや、前線からの精力的なディフェンス。攻守において、鈴木優磨は絶大な存在感を放っていた。
 
 チームを勝利に導く活躍を見せた背番号9は、ここ最近はベンチスタートが続き、ゴールからも遠ざかっていた。しかし、気持ちはまったく折れていなかった。普段から慕っている先輩のプレーを見て、イメージを膨らませていた。
 
「ベンチから夢生くんが活躍している姿を見て、何が自分と違うのかを考えていた。やっぱり、運動量だったり、守備の部分だったり、あの人はすべてにおいて貢献している。守備もしっかりしなければいけないアントラーズというチームで、あれだけ点を取れるのは、凄い。改めて、自分の目指すところだなと感じた」
 
 その金崎がこの日は負傷欠場だった。だから、「今日は自分がいっぱい動いて、チームを動かしたかった」。
 
 訪れたチャンスを逃さず、勝利の立役者になった。試合後の表情も充実していたが、もちろん満足はしていない。貪欲にゴールを狙う姿勢は変わらない。
 
「もっと決められたと思う。そこが悔しいですね」
 
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

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