名物のアクションシーン! 箱館の開港から五稜郭の戦いまでを描く維新パレード。途中の激しい殺陣と銃砲撃の演出は必見!

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■ 戊辰戦争最後の地・五稜郭で開催される 見どころ盛りだくさんのお祭り!

【写真を見る】開城セレモニー。礼砲を担当する額兵隊に扮するのは、函館駐屯地の陸上自衛隊。さすがのリアリティと迫力! 

連載第3回は、土方歳三や榎本武揚、中島三郎助父子、大鳥圭介など戊辰戦争を旧幕府方として戦ったスターが勢ぞろいの五稜郭で、毎年行なわれている有数のお祭りをご紹介!

徳川海軍の気鋭・榎本武揚、伝習隊を育てた男・大鳥圭介、新選組の鬼の副長・土方歳三、額兵隊隊長・星恂太郎など、旧幕諸将と東北諸藩の雄が戊辰戦争を最後まで戦い抜いた地・箱館。現在の函館市では、毎年『箱館五稜郭祭』が開催されています。戊辰戦争で命を落とした旧幕府方の人々を慰霊し、その志と歴史を後世に伝えるため、昭和45年(1970)から始まったこのお祭り。今年は5/20(土)、21(日)に開催予定です。初日の碑前祭では、例年、中島三郎助父子最後之地碑、碧血碑、土方歳三最期之地碑、箱館戦争供養塔を回り、諸将と兵士を弔います。榎本武揚に扮した実行委員の献花や、自衛隊による礼砲、そしてこのお祭りの名物、土方歳三コンテストが開催されるのも初日です。女性も参加どころか優勝することもあるこのコンテストでは、土方になりきった参加者がパフォーマンスを披露してしのぎを削ります。 2日目は、そのコンテスト優勝者も加わる維新パレードに大注目! 旧幕軍や新選組、新政府軍に扮した参加者や、黒船を模した山車が堂々行進する様は一見の価値アリ。アクションパートでは、迫真の殺陣に砲声まで上がる派手なパフォーマンスも。パレードは明治2年(1869)5月の五稜郭明け渡しを再現した、五稜郭公園の開城セレモニーで大団円。規模もにぎやかさも全国有数のこのお祭りは、旧幕府や土方ファンはもちろん、幕末好き全員にオススメです。【東京ウォーカー編集部】