10日、韓国の第19代大統領に「共に民主党」の文在寅氏が就任したことを受け、韓国の元慰安婦が「日韓合意をすぐに破棄しなければならない」と主張した。これに、韓国のネットユーザーがコメントを寄せている。写真は韓国の慰安婦歴史館。

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2017年5月10日、韓国・アジア経済によると、韓国の第19代大統領に「共に民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)氏が就任したことを受け、韓国の大邱に住む元慰安婦イ・ヨンスさん(90)が「日韓合意をすぐに破棄しなければならない」と主張した。

ヨンスさんはアジア経済とのインタビューで、第19代大統領に就任した文氏に向けて「朝鮮の土地に生まれ、国が弱かったために連行された私たちを忘れず、強い韓国を作ってほしい」と訴えた。また、「うそと秘密で交渉した日韓合意をすぐに破棄しなければならない」と主張し、「死ぬ前に慰安婦問題の解決を見たい。文在寅大統領も覚悟を決めなければならない」と強調した。

また、韓国の京畿道に住む元慰安婦イ・オクソンさん(91)も「死ぬ前に日本政府から謝罪を受けることが最も大きな願い」と述べた。オクソンさんは「慰安婦合意は韓国が日本に負けたもの」とし、「合意は完全に間違っている。私たちを無視したまま結ばれた合意に同意することはできない。いますぐに破棄せよ」と訴えた。

文氏は選挙期間中、慰安婦合意を再交渉する立場を示し続けた。3月に釜山で行われたブックコンサートでは「日本の法的責任と公式謝罪が含まれていない合意は無効」とし、「正しい合意になるよう日本に再交渉を促す」と述べていた。しかし、日本政府は再交渉の可能性を否定しており、激しい対立が予想されている。菅義偉官房長官は9日の定例会見で、慰安婦合意について「日韓間で約束したものであり、国際社会でも高く評価された合意」とし、「日本政府は韓国に対し、粘り強く合意を着実に履行するよう求めていく方針」と明らかにした。

これについて、韓国のネットユーザーからは「私も合意が破棄されることを願っている」「国民も同じ気持ち。謝罪を受ける日まで健康でいてください」「一方的に合意を破棄し、交渉し直すべき」「他のことは分からないけど、日本の歴史歪曲(わいきょく)と中国の大気汚染問題だけは必ず解決してほしい」など元慰安婦に同調するコメントが寄せられている。

そのほか、「日本は歴史を忘れた民族。未来はない」「いっそ日本と戦争したい」という強気なコメントがある一方で、「過去に縛られているから日韓関係が前に進まないんだ。子孫のために国を発展させるべきなのに」「他の元慰安婦は合意に同意し、日本からのお金も受け取った。政府が努力して解決させたのに、いつまで『心からの謝罪』を求め続けるの?彼女らの言う『心からの謝罪』とは一体何?」と指摘するコメントもみられた。(翻訳・編集/堂本)