米下院の公聴会で証言する国家安全保障局のマイケル・ロジャーズ長官。首都ワシントンで(2017年3月20日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】米国家安全保障局(NSA)のマイケル・ロジャーズ(Michael S. Rogers)局長は9日、上院軍事委員会の公聴会に出席し、フランス大統領選の決選投票で勝利したエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)氏の陣営が受けたサイバー攻撃にロシアが関与していたとの見解を示し、フランスにはサイバー攻撃が行われていると情報提供していたことを明らかにした。

 米海軍大将でサイバー軍の司令官も務めるロジャーズ長官は公聴会で「ロシアの活動に気付いた」と述べ、「この出来事が先週末に公表される前に、フランス側と協議した」と説明。ロシアがフランスの一部「インフラ」に侵入したと伝えたという。7日の決選投票直前にあったサイバー攻撃では、大量の電子メールや文書がインターネット上に流出する事態につながった。

 ロジャーズ長官は侵入された「インフラ」については具体的に言及しなかった。また、今年選挙を予定している英国とドイツの情報機関と連携していると述べた。

 内部告発サイト「ウィキリークス(WikiLeaks)」はツイッター(Twitter)に、このサイバー攻撃で流出した大量の電子メールや文書へのリンクを投稿していた。

 一方マクロン氏はサイバー攻撃について声明で「大規模で組織的」と批判。また関係者によると仏首都パリ(Paris)の検察当局は捜査を開始している。
【翻訳編集】AFPBB News