広東省深セン市に本社を置く原子力企業の中国広核集団(CJN)が9日、北京市内で記者会見を行い、譚建生副総経理が同社の参画する英国のヒンクリーポイントC原子力発電所の本体工事が始まったなどと述べた。資料写真。

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中国青年報によると、広東省深セン市に本社を置く原子力企業の中国広核集団(CJN)が9日、北京市内で記者会見を行い、譚建生(タン・ジエンション)副総経理が同社の参画する英国のヒンクリーポイントC原子力発電所の本体工事が始まったと述べた。

ヒンクリーポイントCの建設は、CJNを中核とする中国の企業連合とフランス最大の電力会社のフランス電力による合弁会社が手掛ける。譚副総経理は中国側の出資比率は33.5%と紹介した。

譚副総経理によるとヒンクリーポイントCの投資金額は180億ポンド(約2兆6500億円)で、現在までの「世界で最も高価な原発」になる見込み。譚副総経理は「プロジェクトへの投資額は大きい。建設費用は高い。しかし(英国への)見返りは合理的だ」と説明。稼働開始後は英国の電力需要の7%を満たし、60年間の稼働期間中に毎年900万トンの二酸化炭素排出を削減できるという。

CJNは英国で、サイズウェルC原発とブラッドウェルB原発の新規建設にも参画する予定だ。ブラッドウェル原発ではCJNが開発した原発ユニットの華龍1号が2基導入される計画で、同ユニットの通用設計審査首席技術官の毛慶(マオ・チン)氏はブラッドウェルBについて、2025年ごろの着工と説明した。

CJNは風力発電や太陽光発電、水力発電などの分野にも取り組んでいる。同社は20カ国以上で事業を展開しており、海外事業の売上高は売上高全体の20%を超えるという。(翻訳・編集/入越)