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アウディのCEOも不安視 「ディーゼルの先行き」

ついこの前までディーゼルはモテはやされていたのに、今や政府や方が学術的なプレッシャーを与えはじめている。これが現状だ。

これに対し、アウディのCEO、ルパート・シュタートラーは「たしかにディーゼルは、技術としての価値がありますが、ガソリンほどの価値は見込めまないことを理解しています」とコメントした。

認めざるをえない内燃エンジンの実力

「もちろんディーゼルは、トルクや燃費面でメリットがあることは認めます。むこう10〜15年で、マーケットの70〜80%が、ディーゼルとガソリン、ハイブリッドになるでしょう」

「一方で、残りの約30%がピュア・エレクトリックになるでしょう」

「いま、われわれはバッテリー技術に対して、かなりの投資をおこなっています。しかし冷静に考えますと、『航続可能距離』でもっとも優位なのは、やはり内燃エンジンなのです」

そこで、キーワードとなってくるのが「天然ガス自動車」なのである。

 

「天然ガス自動車」 何がいいのか?

アウディは一部のマーケットで「g-トロン」なる名前を掲げたモデルを販売している。

アウディが「e-gas」と呼んでいるCNG(圧縮天然ガス)からパワーを得る仕組みで、セールスを牽引するA3 g-トロンは£21,000(310万円)。

「わたしはCNG(圧縮天然ガス)を、かなり強くサポートしています。とてもクリーンなうえ、どこにでも蓄えることができます。そのうえ航続距離も長いですし、たった2〜3分で補給できるのも魅力ですね」

「ただし問題もあります」と語る。

 

「天然ガス自動車」の抱える問題

「問題は、イメージ戦略において不利だという点ですね。けれど、ストラテジーそのものに間違いはありません」

「ですから、より広い範囲で協業できるインダストリアル・パートナーを探しています」とCEOのルパート・シュタートラーは語る。

最後に「e-gas」が生成される仕組みをまとめておこう。

「e-gas」の作り方

「e-gas」は、まず、再生可能なエネルギーからから得た余剰電力を使い、3つの電解槽のなかで水を酸素と水素に分解する。いわゆる電気分解の工程だ。

次はメタン化。水素と二酸化炭素を化合させる。化学反応の結果産み出されるのが、再生可能な合成メタン、すなわち「e-gas」となる。
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