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ネットギアジャパンは5月9日、都内で記者会見を開き、充電式リチウムイオンバッテリー内蔵のWi-Fiネットワークカメラ「Arlo Pro」、802.11ad対応Wi-Fiルータ「Nighthawk X10 R9000」、802.11ac wave2対応Wi-Fiワイヤレス中継機「Nighthawk X4 EX7300」を発表した。会見には米NETGEAR会長兼CEOのパトリック・ロー氏が来日し、新製品について説明した。新製品の発売に先立ち、同日よりAmazon.co.jpならびにNTT-X Storeで新製品の予約の受け付けを開始している。

今回発表された3製品のうち、目玉となるのは「Nighthawk X10 R9000」。同製品は60GHz帯を使用する高速無線LAN規格802.11adならびに802.11ac wave2に対応し、VR(Virtual Reality)オンラインゲームや4Kビデオストリーミングなど遅延に敏感な用途に適した機能を搭載している。

60GHz帯に加え、5GHz帯、2.4GHz帯を同時に使用できるトライバンド対応のほか、各周波数帯の最大速度はそれぞれ60GHz帯が4600Mbps、5GHz帯が1733Mbps、2.4GHz帯が800Mbpsと、合計で最大速度の高速通信を7.2Gbpsを実現する。PCやスマートフォンなど、今年から国内市場に出回る見込みの802.11adに対応した機器に大しては、最大4.6Gbpsの通信環境を提供するという。有線LANについても1000BASE-Tを6ポート(うち2ポートはリンクアグリゲーション)に加え、10ギガビットLANポートも搭載している。

Nighthawk X10 R9000について、ロー氏は「日本初となる高速無線LAN規格の802.11adと802.11ac wave2に対応、1000BASE-Tもサポートしていることに加え、フレックスメディアサーバを搭載しているため、VRのゲームをする際に遅延がなく、ビデオストリーミングもスムーズに行える」と述べた。

続いて、「Nighthawk X4 EX7300」は802.11ac wave2に対応したウォールプラグ型(コンセント直挿し型)のWi-Fi中継機だ。5GHz帯と2.4GHz帯、両方の周波数帯を同時に使用可能なデュアルバンド対応となっており、それぞれ1730Mbpsと450Mbps、合計2200Mbpsの通信が可能。

2つの周波数帯を中継用と子機接続用に使い分けるFastLaneモードに対応しており、子機の台数増加による中継速度の低下を抑えることができる。複数台の子機が同時に通信可能となるMU-MIMO機能にも対応しており、有線ギガビットLANポートを使用したネット対応TVなどの有線子機の無線化や、アクセスポイントとして利用することも可能としている。

○充電タイプのWi-Fiネットワークカメラ「Arlo Pro」

一方、Arlo Proは従来の「Arlo」の機能を強化した新世代モデルのWi-Fiネットワークカメラだ。従来品のユーザーから要望があった乾電池(CR123A)の使用により発生するランニングコストへの対処として充電式のリチウムイオン電池を採用し、交換用のリチウムイオン電池パック(VMA4400-100JPS)ならびに充電用のチャージングステーション(VMA4400C-100JPS)、増設用カメラ(VMC4030-100JPS)も併せて発売する。

会見では、現状では認定取得中だが、100%ワイヤレスのLTE4G/3GネットワークのためSIMカードでも動作するモバイルセキュリティHDカメラである「Arlo Go」、乳児の見守りカメラの「Arlo Baby」も紹介。2017年上期中の発売を目指す。

ロー氏は各製品について「Arlo Proは双方向のオーディを備え、例えば幼児やペットの様子を見守ることに加えて話しかけることもでき、全天候型となっている。また、Arlo Goは建設現場や畜産施設などのWi-Fiが整備されていない環境でもLTEを使用することでネットワークに接続でき、Arlo Babyはバッテリー駆動型プラグ差し込みの2タイプを用意しており、録音も可能なため子守唄などを聴かせることができる」と説明した。

最後に、ネットギアジャパン 代表の杉田哲也氏は「今後、SMB関連で大容量向けストレージやアクセスポイントの発表を検討している。また、ルータやネットワークカメラなどのホーム製品も拡大し、2020年までに全社の売り上げを2016年比で倍増させる」と胸を張った。

(岩井 健太)