この先を見据えて「どう続けていくか?」が大切

年齢を重ねるということを、どんなふうに受け止めていますか?
少しずつ大人として見られるようになって、そこはうれしいですね。仕事もしやすいし。だから、もっと早く歳をとりたいなって思います。
先ほど、自身のパブリックイメージについて「まだないんじゃないか?」とおっしゃってましたが、賀来さんの世代の俳優さん全般のイメージや評価が、まだ定まってないというのもあるかと思います。
自分たちの世代…。そうですね、面白い人もいっぱいいるし、俺にはできないことをしてる人もいるなぁとは思ってます。ただ…。
ただ?
いまやっていることだけではなくて、何年も先を見て、いま、どんなトレーニングをして、それをどう吸収していくかが大事なのかなって。だから、周りを見て「うらやましい」と思うことがないわけじゃないけど、むしろ、「どう続けていくか?」を最近考えるようになりました。
福田さんの作品でご一緒する経験の多い、小栗さんや山田孝之さんの世代、さらに上の堤さんらの存在をどんなふうに見ていますか?
やはり、トップを走り続けているだけあって、考えがしっかりしているし、ずっと長く真ん中に立ち続けるのには、きちんと理由があるんだなと。
改めて、生き残る自信は?
ね?(笑) 生き残んなきゃですね。でも、信念をもってやっていくだけです。自分の好きなことを見つけて、そこに向けてやっていく…。それだけ。

コメディへの熱い思い――「誰にも負けたくない!」

「好きなこと」に関して、いまの時点で何か道は見えていますか?
やっぱりコメディなんですよね。面白いことをずっとやってきたいし、そこは誰にも負けたくない!
やはり、コメディで勝負したいという気持ちが強いんですね。とはいえ、世間の見方として、賀来賢人とコメディがなかなか結び付かないという“逆風”もあるかと思いますが…。
そうですね…。ただ、これは福田さんに言っていただいたことなんですけど。同世代で、コメディをやってる俳優ってあまりいないって。だから、自分の好きな分野だからこそ、そこで勝負したいというか…。
ようやく、福田さんが賀来さんを手放さない理由がハッキリとわかりました!
それなら、なおさらぜひやりたいなって。僕は、コメディって決して簡単なことだとは思ってないですし、むしろすごく難しいことなんだと思ってるんです。だから、そこをちゃんと認められたい、形にしたいって思いがあります。
コメディというジャンルの価値観そのものを変えたいと?
そこまで言ってしまうと大げさなんですが…、ムロさんや二朗さんを見ていると、毎回作品を観るたびに本当にスゴいなって思うので、もっと多くの人に「コメディをやっている人たちってスゴいし、カッコいいんだよ」ってことを知っていただきたいなと。
しかも、毎回きちんと面白いってスゴいことです。
そうなんですよ! 「笑い」のために、陰で真剣に考えている人たちを現場でたくさん見てきたし、カッコいいなぁって心から思います。
そういう意味で、今回の作品がどうなるか楽しみです。この作品が日本で受け入れられたら…。
素晴らしいことですよね! 福田さんは、そういうところで戦ってきた人だし、だからこそ僕も一緒に戦いたい。
いつか、ムロさん、佐藤さんと賀来さんが、福田作品の“トリオ”として認知される日が来ることを願います!
それは、事務所の本意じゃないかもしれないですけど…(笑)。
ときどき、イケメン役を演じつつ、コメディ路線で!
いいですね(笑)。
プライベートについてもお伺いいたします。普段、仕事以外の時間で大切にしていることや、忙しい毎日の中で癒やしになっていることはありますか?
僕、あんまり同業の友達がいなくて、一番仲がいい友達がバーテンダーをやってるんです。で、そいつと最近、よくランチに行きますね。
夜な夜な、バーテンダーの友達の店に飲みに行く…ではなく、ランチ?(笑)
いや、そういう時期もあったんですけど、最近は、健康的にお日様の下で、ランチを食べながら近況報告を(笑)。お互い、報告し合いつつ、負けたくない気持ちもあったり。同業者との会話とはまた違う、そんな会話がリフレッシュになってますね。
賀来賢人(かく・けんと)
1989年7月3日生まれ。東京都出身。O型。2007年に俳優としてデビューし、2009年に映画『銀色の雨』で初主演を務める。主なドラマ出演作にNHK 連続テレビ小説『花子とアン』、『Nのために』(TBS系)、NHK大河ドラマ『花燃ゆ』、『スーパーサラリーマン左江内氏』(日本テレビ系)など。2016年には映画『森山中教習所』に主演。舞台出演作に劇団☆新幹線『五右衛門vs轟天』、『ヒトラー、最後の20000年 〜ほとんど、何もない〜』など。現在、ドラマ『4号警備』(NHK)が放送中。

出演作品

ミュージカル『ヤングフランケンシュタイン』
【東京】
8月11日(金)〜9月3日(日)@東京国際フォーラム ホールC
【大阪】
9月7日(木)〜9月10日(日)@オリックス劇場
作詞・作曲:メル・ブルックス
脚本:メル・ブルックス、トーマス・ミーハン
演出・上演台本:福田雄一
<出演>
小栗 旬、瀧本美織、ムロツヨシ、賀来賢人、保坂知寿、吉田メタル、宮川 浩、瀬奈じゅん ほか
http://www.youngfranken2017.jp/index.html

サイン入りポラプレゼント

今回インタビューをさせていただいた、賀来賢人さんのサイン入りポラを抽選で3名様にプレゼント。ご希望の方は、下記の項目をご確認いただいたうえ、奮ってご応募ください。

応募方法
ライブドアニュースのTwitterアカウント(@livedoornews)をフォロー&以下のツイートをRT
受付期間
2017年5月11日(木)12:00〜5月17日(水)12:00
当選者確定フロー
  • 当選者発表日/5月18日(木)
  • 当選者発表方法/応募受付終了後、厳正なる抽選を行い、発送先のご連絡 (個人情報の安全な受け渡し) のため、運営スタッフから個別にご連絡をさせていただく形で発表とさせていただきます。
  • 当選者発表後の流れ/当選者様にはライブドアニュース運営スタッフから5月18日(木)中に、ダイレクトメッセージでご連絡させていただき5月21日(日)までに当選者様からのお返事が確認できない場合は、当選の権利を無効とさせていただきます。
キャンペーン規約
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