選手もファンも涙…12戦目で初勝利のJ2群馬、試合後の光景が感動的だった

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今シーズンのJ2において、最悪に近いスタートを切っていたザスパクサツ群馬。

森下仁志監督が就任したチームは11節を終え1分10敗で、5得点24失点という泥沼の成績だった。「11戦未勝利」という状況はまだあったとしても、「11戦10敗」というのはかなり厳しい現実である。

しかし先週末、ようやく報われる瞬間がやって来た。

1-1で迎えたアウェイのロアッソ熊本戦、後半アディショナルタイム…(03:27から)。

ゴール前で怒涛の攻め込みを見せると、最後は新加入のFW高井和馬が押し込み逆転!

時計はすでに提示されたアディショナルタイム4分を回っており、勝利を決定付けるゴールと言って良かった。

得点が決まった直後、ゴール裏で応援していたサポーターの中には思わず座り込んで涙する人も。それほどまでに苦しい戦いを強いられていたのだろう。見ている者の胸を打つシーンである。

そしてタイムアップのホイッスルが鳴ると、群馬選手の多くがピッチへと崩れ落ちる。

さらには森下仁志監督は感情的な表情を見せつつ、チームスタッフと抱き合った。

DF川岸祐輔も思わず涙。ゴール裏にはやはり涙を拭うファンの姿もあり、非常に感動的なシーンとなった。

試合後、殊勲のゴールをあげた高井は「今日は、朝起きた時から『決めるな』と思っていました。良い状態でピッチに入れて、プレーの精度は悪かったですけど、「いけるな」という感じはありました」とコメント。

また、ようやく勝ち点3を手に入れた森下監督は「信じられないかもしれないですけど、こういう状況だからこそ団結力が日に日に増していって」と、チームの結束力について言及した。

12試合目にして初勝利をあげた群馬は今週末、ホームで愛媛FCと対戦する。