群馬県立図書館群馬県資料紹介コーナー(画像提供:群馬県立図書館)

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群馬県立図書館群馬県資料紹介コーナー(画像提供:群馬県立図書館)

群馬県前橋市にある群馬県立図書館に特設コーナーが誕生し、話題となっている。「もうグンマを知らないとは言わせない!」というキャッチコピーを掲げた、群馬県資料紹介コーナー「おしえて!ぐんまちゃん」だ。

いったいどんな本が並んでいるのか? Jタウンネット編集部は2017年5月9日、群馬に電話して聞いてみた。

全巻そろっている『お前はまだグンマを知らない


群馬県立図書館外観(画像提供:群馬県立図書館)

電話で答えてくれたのは、県立図書館のIさんだった。

「いま大ブレイク中の人気コミック『お前はまだグンマを知らない』(井田ヒロト著)がきっかけで、群馬県に関する関心が高まっています。作者の漫画家・井田さんは高崎市在住の群馬県民ですが、そこで再発見・再認識された群馬の奥深い魅力を、県民の皆様に紹介できればと考え、企画しました」とIさんは語る。「秘境グンマーなどと揶揄される群馬ですが、本当はたくさん魅力があります。それを知っていただきたいのです」。


お前はまだグンマを知らない』1巻(新潮社ウェブサイトより)

「井田ヒロトさんの漫画は1〜7巻・全巻そろっていますが、大変な人気で、残念ながら予約待ちの状況です。また『群馬あるある』(亀谷哲弘著)という本は気楽に読めて、人気がありますね。他にも群馬県を知るための読みやすい入門書がピックアップされていますよ」。

「大河ドラマで取り上げられた真田一族や新島襄・楫取素彦を紹介する歴史書や、富岡製糸場に関する本もおすすめですね」とIさん。「とくに近年、群馬の古代史にスポットが当てられています。群馬は関東有数の古墳数を誇る古代東国の中心地だったのです。群馬の古墳にもぜひ興味を持っていただきたいと思います。あなたの知らない群馬の魅力に出会えます」。

特設コーナーは、図書館1階の中央図書室東側で、約1400冊が並んでいる。さらに深く知りたいという方には、2階調査相談室の群馬資料コーナーに約14万点の資料が用意されているとのこと。