米ワシントン州にある核施設「ハンフォード・サイト」の原子炉跡(2011年3月21日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】(更新)米ワシントン(Washington)州にある核施設「ハンフォード・サイト(Hanford Site)」で9日、汚染物質を保管していたトンネルが崩壊し、従業員数百人に避難命令が出された。放射性物質が漏出した兆候はないという。連邦当局が発表した。

 施設の従業員らは同日早朝、管理部からの通達で、換気口を封鎖し、飲食を控えるよう命じられた。米エネルギー省の声明によると、従業員は避難し、影響を受けた可能性がある場所にいた作業員らは屋内に移動した。けが人が出たとの情報はない。

 シアトル(Seattle)中心部の南東275キロにある同施設では第2次世界大戦(World War II)中、日本に投下された原子爆弾の材料となるプルトニウムの精製が行われていた。最後の原子炉は1987年に閉鎖されたが、現在も数百万ガロンの廃棄物が施設内のタンクに保管されている。

 エネルギー省によると、崩壊したトンネルは同施設内にあるプルトニウム・ウラン抽出(PUREX)施設のそばに位置し、核廃棄物を積載した貨車が保管されていた。

 崩壊の原因は、トンネルのそばで行われていた道路工事ではないかという見方も出ている。
【翻訳編集】AFPBB News