呉公太・民団中央本部団長=(聯合ニュース)

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【東京聯合ニュース】9日に実施された韓国大統領選で当選を決めた「共に民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)氏に対し、日本で暮らす同胞たちは悪化の一途をたどる韓日関係の改善に期待を寄せる。
 過去の歴史問題に阻まれ、政府間協力が円滑に進まなかった朴槿恵(パク・クネ)政権の事例を反面教師に、歴史問題と安保・経済協力などを切り離し、腰を据えて両国の協力関係を構築するよう求める。

 在日本大韓民国民団(民団)中央本部の呉公太(オ・ゴンテ)団長は「日本に住む同胞として最も望むことは韓日関係の改善だ。韓日関係が在日同胞の暮らしに及ぼす影響は非常に大きい」と強調する。
 特に両国が互いに譲らずにいる歴史問題について、「韓国国内の世論の反発を生まず、日本が受け入れられる方法を探さなければならない」と訴える。また「安保、経済でも韓日両国が共に解決しなければならない問題が多い。解決が難しい歴史問題と、安保や経済問題は切り離して推進しなければならない」と話す。
 さらに新政権が米国のトランプ大統領、中国の習近平国家主席、日本の安倍晋三首相、ロシアのプーチン大統領など強い指導者との外交で声を上げなければならない難しさを指摘した上で、うまくバランスを取って賢く対処してほしいと求めた。
 在日同胞社会に関しては「新しい世代のアイデンティティーを守らなければならないという課題がある。新政権がこの問題に対して大きな関心を持ち、民団と共に方法を模索することを願う」と述べた。

 在日コリアンの人権問題に取り組むNPO「コリアNGOセンター」(大阪市生野区)の郭辰雄(カク・チヌン)代表理事はヘイトスピーチ(差別扇動表現)にさらされる同胞に関心を持つよう求める。
 日本で差別的な排外主義が深刻化する中、在日の次世代が民族のアイデンティティーを守りながら生きていく道を探っていると強調し、「新政権が教育事業などで次世代を支援してほしい」と話す。
 さらに新政権に対し、北東アジアの現在の状況において韓日間のパートナーシップはとても重要だということを理解してほしいと述べた上で「歴史問題について考えつつ、経済や文化交流、青少年の交流を活発に行うよう支援し、韓日間の関係改善を図ることを願う」と訴えた。

 在日本韓国人連合会の具哲(ク・チョル)会長は「在日同胞の辛い状況を理解してほしい」と述べた上で、一日も早い両国関係の改善を望んでいると強調。「経済は経済、外交は外交として切り離してくれればと願っている。日本は政治に敏感だ。(何かが起これば)すぐに同胞が打撃を受ける。現地に来て同胞の痛みをいたわり、優先的に考えてほしい」と訴えた。
ynhrm@yna.co.kr