8日、韓国・SBSテレビはこのほど、観光客に海外の文化を楽しんでもらうための場として造成された韓国の観光特区「多文化通り」が、売春などが横行する風俗街に変質してしまっている驚きの実態を報じた。資料写真。

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2017年5月8日、韓国・SBSテレビはこのほど、観光客に海外の文化を楽しんでもらうための場として造成された韓国の観光特区「多文化通り」が、売春などが横行する風俗街に変質してしまっている驚きの実態を報じた。付近の住民からは実態に関する通報も相次いでいるものの、取り締まりはほとんど行われていないという。

問題の現場は、ソウル近郊、京畿道(キョンギド)安山(アンサン)市内の「多文化通り」と名付けられた一角。夕闇が迫ると、茶房(タバン)と呼ばれる喫茶店やカラオケ店の看板に色とりどりの明かりがともり、歓楽街の雰囲気が漂い始める。試しに男性記者が1軒の茶房に入ってみると、ミニスカートの女性店員に奥の席に案内され、席に着いた別の女性から「1時間13万ウォン(約1万3000円)」と「提案」を受けた。また別の茶房では、店に入るや否や「女の子要らない?うちの子はみんな韓国語が上手よ。13万ウォンね」と店員が声を掛けてくる。

この通りは2009年、市が200億ウォン(約20億円)を投じ観光特区として造成した場なのだが、400メートルの通りに立ち並ぶ茶房22店など、店の多くで違法な売春のあっせんが行われているとみられる。近くには高校が2校あり、生徒らが日常的に通る場所であることから住民からは懸念の声が上がっている。しかし取り締まりを担当する区は、「人員不足のため年に1回の取り締まりをするのがやっと」と、事実上の放置状態であることを認めている。

この報道に韓国のネットユーザーからは「200億ウォンかけた売春通りって、さすがにひどい」「『多様な性分化の醸成』に200億…よくやったもんだ」「営業許可を出したこと自体が間違い。本当にこの国はどうなってしまうのか、情けない」「実態を知らないのは公務員と警察だけ。本当に知らないのか、裏金をもらって取り締まりをしないのか…」と嘆く声が多数寄せられる一方、「ソウルのカラオケと同じだ」「これが韓国の『多文化』の実態」「そこだけの話じゃないと思うよ。首都圏の通りという通りはだいたいそんなもの」と開き直ったような声も上がっている。

また、「いっそ売買春を合法化すべき。違法にしてもやる人はやるんだから」「やるにしても、子どもたちが歩く通りではやめておこうよ」と消極的な解決策も寄せられた。(翻訳・編集/吉金)