8日、中国最大の穀物備蓄企業が河南省で保管していた小麦1万6000トン余りを7年間にわたって放置していたことが分かった。資料写真。

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2017年5月8日、中国国務院の批准を受け、国家安全保障や国民経済にも深く関わる中国最大の穀物備蓄企業である中国儲備粮管理総公司(中儲粮)が、河南省に保管していた小麦1万6000トン余りを7年間にわたって放置していたことが分かった。中国新聞網が伝えた。

中儲粮は放置していた小麦に関して国から保管費用として年50〜60万元(約825〜990万円)の資金を受けていたとされる。7年間での総額は450万元(約7400万円)に上るが、その資金の所在は不明で、着服された疑いが出ている。

また、7年間の保管費用の支払いを滞納しており、滞納額は合計194万元(約3200万円)に上る。保管を委託されていた企業の責任者は「中儲粮のような国庫で費用をまかなう国有企業が支払いを滞らせるとはとても信じがたいことだ」と話している。

多額の国庫金が無駄になった上、保管していた3000万元(約4億9500万円)相当の小麦は結露や気温の変化などで変質し、カビが発生したり、虫がわいたりして、とても食用にならず、家畜も食べないような無残な状態になっているという。(翻訳・編集/岡田)