世界最高の企業はインターンも一味違う――Appleでインターンを行う機会に恵まれた人物が当時を回顧しています。

決定スピードは速く、何から何まで手配してくれた

現在は、モバイル開発者向けのオンラインスクールPurple Giraffeの創業者でソフトウェアエンジニアとしての顔を持つマキシム・ブリット氏ですが、2008年の夏にAppleで長期インターンを体験したことがあったそうです。
 
フランスのインターン先からの推薦で、Appleへ紹介してもらうことができたと語るブリット氏。面接のスピードは非常に速く、2回の電話インタビューがあったのみでした。フランスに住んでいたため海を渡る必要がありましたが、チケット、家、アメリカでの移動手段、J1ビザと、何からなにまで手配してくれたそうです。

渡米していきなりWWDC

フランスからやってきたブリット氏をいきなり待ち構えていたのは、WWDCという大イベントでした。渡米した日がWWDC前日だったため、Appleのフロントデスクに辿り着くなり、中に入るどころか、紹介もそこそこにマネージャーの車でWWDCに同行する羽目になったそうです。結局、WebKitのオープンソースパーティーなどに駆り出され、オフィスに戻ってきたのは深夜11時。「最高の初日だった」と、ブリット氏は当時を懐かしみます。
 
ブリット氏は、WebKitとSafariチームに配属され、バグ潰しやWindows向けのSafari改善などに従事しました。インターン生でありながら、給料払いはとても良かったほか、Appleの一般的なエンジニアと同様、自分の表札が掲げられたオフィスが与えられ、24時間出入りすることができたそうです。
 
もっとも、自宅からでもリモートネットワークを構築できるようなシステムが整えられていたため、オフィスに缶詰というわけではなく、オフィス周りに配置された休憩エリアのソファーで仕事をするということが多かったのだとか。また、息抜きに他のインターン生と本社内のバレーボールコートで汗を流すこともありました。

ソフトウェアエンジニアならチャンスあり

インターンが終了する際、Apple側から「オファーがある」と引き止められたそうですが、ブリット氏は後ろ髪を引かれながらも、家族や友達、アントレプレナー精神を捨てることはできないと、まずはフランスに戻って学業を優先させることを選びました。しかし、LinkedInにAppleで働いていたことを記載すると、早速ほかの大手トップ企業のリクルーターからコンタクトが舞い込み、改めてAppleで働いたことの重みを実感したそうです。
 
ブリット氏は、Appleでインターンのチャンスを得る機会はなかなか得られるものではないと認めつつも、自分のようにソフトウェアエンジニアでオープンソースのプロジェクトを狙えば可能性があると語ります。「人生において最高の夏のうちの1つだった」とまで同氏に言わしめるインターンの権利、ぜひ目指してみてはどうでしょうか。
 
 
Source:FastCompany
(kihachi)