iPhoneの組み立てを担当するAppleの主要サプライヤー、Foxconnの郭台銘(テリー・ゴウ)会長とシャープの戴正呉社長が、ホワイトハウスでドナルド・トランプ米大統領と面談していたことが分かりました。
 
シャープが計画している、米国内での液晶パネル生産工場建設について意見交換したとみられます。

シャープの液晶ディスプレイ工場建設の協議か

Foxconnの名で知られる鴻海精密工業の郭台銘会長が、シャープの戴正呉社長とともに4月27日から28日にかけてホワイトハウスを訪問し、ドナルド・トランプ大統領のほか、シャープの工場誘致を希望する6人の州知事に会ったことが、戴社長がシャープ社員に送ったメッセージから明らかになった、とNikkei Asian Reviewが報じています。
 
今年1月、郭会長は、約8,000億円を投じて米国内に液晶ディスプレイ工場を建設する計画を明らかにしています。
 
今回の会談では、税優遇などの条件が話し合われ、今年秋には工場建設計画が固まる模様です。なお、計画されている工場で製造されるのは、スマートフォン用ではなく、テレビ用の液晶パネルとみられています。

トランプ大統領「私はシャープのファン」

トランプ大統領は会談で「私はシャープのファンだ」と語っていたと伝えられています。
 
「iPhoneをアメリカで作らせる」と語るトランプ大統領を挑発的な言葉で痛烈に批判した、昨年12月の郭会長の公開書簡は、会談の雰囲気に影響しなかったようです。

Appleやソフトバンクもトランプ大統領に米国内の雇用創出を約束

先日、Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)は、米国内の製造業の高度化を促進し雇用を創出するために10億ドルのファンドを設立すると発表しています。
 
また、ソフトバンクの孫正義社長は昨年12月、トランプ大統領と会談し、ソフトバンクとFoxconnで米国内で570億ドル(約6兆4,300億円)を投資し、合計10万人の雇用を創出することで合意しています(のちに郭会長は、「発表されるとは知らなかった」と舞台裏を明かしています)。

 
 
Source:Nikkei Asian Review
(hato)