1Gbps LTE対応の「最強モバイルルータ」Nighthawk M1をネットギアが公開、16時間駆動バッテリーは交換も可能
2017年5月9日、ネットワーク関連製品の大手メーカーであるネットギアが、日本向けの新製品発表を開催。その中で、最高1GbpsのLTE回線に対応したモバイルルーター『Nighthawk M1』をプレビューしました。

特徴はもちろんその速度。LTEモデム部の理論上速度は、ソニーモバイル『Xperia XZ Premium』と同等の最高1Gbps(下り側)、上り側は150Mbps。チップセットにはクアルコムの『Snapdragon x16 LTE Modem』ことMDM9x50を採用します。

【ギャラリー】ネットギア 1Gbps LTE対応モバイルルーター NightHawk M1 (14枚)




発売時期などや価格は未定。説明の担当者に話を聞くと、現状では発売日や発売形態(同社からの販売となるか、キャリア経由となるか)などを含めて、まだ公開できない状態とのこと。


発表会ではオーストラリアの大手キャリアTelstra(テルストラ)向けの製品が展示されましたが、説明担当より「(当然ながら)対応LTEバンドなどを日本向けとして調整する必要もある」とのコメントもありました。

なお、テルストラ版の価格は360オーストラリアドル。原稿執筆時の為替レートでは約3万円となります。


機能面ではLTEルーターとしては珍しく、本体に有線LAN端子(1000BASE-T)を備える点も特徴。ルーティング能力も比較的高く、対応クライアント接続数は公称で20台と、モバイルルーターとしては多数です。

さらにWi-Fi側は11ac 2×2仕様で、5GHzと2.4GHzの同時使用も可能。同社は(いわゆる)フルデュアルバンドWi-Fiである点をアピールします。

反面、本体サイズは105.5×105.5×20.35mm(幅×奥行き×厚さ)。重量も240gと、モバイルルーターとしては大きく重め。しかしこの大きさを活かして、バッテリー容量は5040mAhと大きく、さらに交換可能な仕様。

駆動時間も公称16時間と長めで、USBバッテリー機能(接続したスマートフォンへの給電)も備えます。


さらにUSB端子も、充電を兼ねるタイプC×1(速度は非公開)に加えて、USBメモリやポータブルHDDを接続可能なタイプA端子も搭載。加えて外付けアンテナ用の「TS-9」端子も2基備えており、このあたりも本体の大きさを活かしたところと呼べそうです。


天面側には2.4インチディスプレイを搭載し、使用中のキャリア回線制限(使用済み容量やプリペイドでの使用期限)や接続クライアント数、バッテリー残量や通信速度の目安などを表示します。

さらにAndroidとiOS向けに管理用アプリも用意。これを経由することで、モバイルルーターとしては珍しいペアレンタルコントロールなども設定が可能です。


SIMスロットは1基のみ。本体底面の蓋を開け、バッテリー収納部の奥にあります。展示モデルではマイクロSIM仕様でした(右は比較用のナノSIM)。


このようにNighthawk M1は、本体こそLTEモバイルルーターとして大柄で、複数SIMの切り替え機能なども持ちませんが、LTEモデムの通信速度は現行最速級で、さらに基本性能や機能が家庭用ルーター並なのがポイント。
歴戦の本誌読者や、屋外イベントで使う方などは「本体から直接1000BASE-Tが生えている」時点で興味を惹かれる方も少なくないのではないでしょうか。

今回はプレビュー的な紹介に留まりましたが、製品投入自体の準備はもちろん積極的に進めているとのこと。『最強のモバイルルーター』のキャッチコピーを背負ったこのモデル、個人的にも登場が楽しみな製品です。