8日、米太平洋艦隊のスウィフト司令官は、トランプ政権下でも南シナ海の係争海域に米軍艦船を送る「航行の自由」政策に変更はないと語った。写真は米空母カール・ビンソン。

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2017年5月8日、米太平洋艦隊のスウィフト司令官は、シンガポールで記者団に対し、トランプ政権下でも南シナ海の係争海域に米軍艦船を送る「航行の自由」政策に変更はないとし、「一時的に停止しているが、それが米国にとって重要ではないということを意味するものではない」と語った。米ボイス・オブ・アメリカの中国語ニュースサイトが伝えた。

航行の自由作戦は、トランプ米大統領の就任後、一度も行われていない。オバマ前政権では複数回、中国の南シナ海での主権主張に対する挑戦が行われていた。

米紙ニューヨーク・タイムズは先週、3月の太平洋艦隊の申請が国防総省により却下されたと報じている。2月にも2件の申請が却下されている。

米国は北朝鮮の核・ミサイル問題で中国に協力を求めており、中国側の反発を避けたい思惑があるとの見方が出ている。

スウィフト司令官は「過去2〜3カ月間に政策が大きく変化したことはない」とし、「われわれは政権交代して間もない。この問題をめぐり対話は続いている。新政権が安定し、この機会を利用するかどうか決めるのには時間が必要だ」と語った。

米太平洋軍のハリス司令官は先月末、航行の自由作戦を近く実施することになるだろうと語ったが、対象海域や時期には言及しなかった。(翻訳・編集/柳川)