リビア沖の地中海で、ゴムボートに乗り救助を待つ移民ら(2016年11月3日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】リビア沖の地中海(Mediterranean Sea)で移民らを乗せたボート2隻が沈没し、11人が死亡、200人近くが行方不明となっている。国連(UN)機関が8日、生存者の証言を基に明らかにした。

 沈んだボートのうち1隻は5日に132人を乗せリビアを出発したが、数時間後に空気が抜け始め、転覆したという。乗っていた人のうち、およそ50人がデンマーク船籍のコンテナ船によって救出された。

 一方、リビア赤新月社(Libyan Red Crescent)によると、首都トリポリ(Tripoli)の西約50キロにあるザウィヤ(Zawiya)の海岸で8日、女性10人と子ども1人の遺体が打ち上げられているのが発見された。

 また7日には女性1人、男性6人の計7人の移民がトリポリ沖で漁師らによって救助された。国際移住機関(IOM)の報道官に生存者が語った話によると、少なくとも120人を乗せたボートで地中海を渡ろうとしていたという。ボートには女性およそ30人、子ども9人も同乗していたという。

 5日と6日だけで計6000人以上がリビア沖の国際水域で救出され、イタリアへ移送された。一方、リビア領海で救助された数百人は、そのままリビアへと返されたという。
【翻訳編集】AFPBB News