5月9日の東京株式市場で日経平均株価は反落、前日比52円70銭安の1万9843円00銭で取引を終えました。

 マネースクウェア・ジャパンの西田明弘チーフエコノミストによると、450円高となった8日終値(1万9895円70銭)は、前月末(4月28日)から700円近く(698円96銭)上昇しており、急ピッチの上昇に対する警戒感が重しとなりました。ただし、ドル/円が1ドル=113円台に上昇したことが好感され、下値は限定的でした。

 東証1部33業種中、空運、金属製品など12業種が上昇、一方、輸送用機器、鉄鋼など21業種は下落しました。個別銘柄では、東芝、IHIが買われ、富士重工業、三井金属は売られました。

 TOPIX(東証株価指数)は前日比4.09ポイント安の1581.77。東京外国為替市場でドル/円は午後3時現在、1ドル=113円30銭台で推移しています。

2万円台をつける可能性は

 西田さんによると、外国為替市場で、ドル高・円安がジリジリと進んでいることや米国株(S&P500)が8日に最高値を更新したことなどが、日経平均にプラスとなっています。さらに、好決算銘柄に買いが入る傾向が続いており、2015年12月以来の2万円台をつける可能性もあります。

 一方で、株高が急ピッチで進んできたことによる高値警戒感から、利益確定売りなどが出る可能性も。「日経平均が2万円台で安定するには、さらなる好材料が必要かもしれません」(西田さん)。

(オトナンサー編集部)