8日、日本の「金購入ブーム」にあやかり、香港などから金の密輸が増加している。資料写真。

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2017年5月8日、仏国際放送ラジオ・フランス・アンテルナショナルによると、日本の「金購入ブーム」にあやかり、香港などから金の密輸が増加している。円安に乗じて日本への「2泊3日無料ツアー」で若者らを集め、金を密かに日本へ持ち込ませて売りさばくもの。日本の水際で税関に摘発され、押収される量も増えている。

香港りんご日報によると、日本の財務相がこのほど発表した最新データで、15年7月から1年間に日本の税関が摘発した金の密輸案件は294件。押収額は6億1000万円相当に達した。密輸組織は日本への「2泊3日無料ツアー」などへの参加者を募集。参加した学生らに金を運ばせていた疑い。

摘発された294件のうち、半数近い135件が香港からの密輸だった。逮捕者の半数は日本人、2割強が韓国人、2割弱が中国人という。ツアー参加者はいずれも腹に金を巻いて隠したり、パソコンの電池の中やバックパック、果ては体内に仕込んで持ち込んでいた。最近は韓国で旅行中の若者に声をかけ、ツアーを組んで日本に入ろうとする例が増えているという。

1キロあたりの黄金価格は日本が香港より3万元(約49万円)以上高く、同様の手口による密輸が後を絶たない。香港の時計販売企業の御曹司が今年初め、金密輸容疑で日本の税関に摘発され、1億元(約16億3200万円)に上る金を押収されたケースも。その後、御曹司は巨額の負債を抱え、自殺したという。(翻訳・編集/大宮)