節約好きな人もいれば、お金のことは気にせず好きな時に好きなだけ使いたいという人もいるはず。しかしいずれにせよ、一度立ち止まって自分が日々どんなものにいくらお金を使っているのか見てみると、ビックリする結果に直面するかもしれません。

コスモポリタン アメリカ版では、20代の女子6人に、それぞれが1週間に使った金額を記録に取り、自分が予想していた予算とどれくらい違うかを改めて見直してもらいました。

食費、交通費、娯楽費(映画やコンサート)、健康維持費(フィットネスやヨガ)、ギフト代、そして日々の一服に必要なコーヒー代などの一般的な出費に加え、時には予想外の雑費(化粧品の補充、突然の車検、ペットが汚したために買い替えた犬用寝具など)も発生。1週間の調査結果を見て、参加したほとんどの女性が驚きを隠せなかった様子。それでは、彼女たちの集計結果を見ていきましょう。

ローラさんの場合

年齢:26

住まい:ボストン、マサチューセッツ州

職業:健康科学研究所のアシスタント

年収:3万5,000ドル(約390万円)

【1週間の出費】

コーヒー代:20.5ドル(約2,200円)

ギフト代:20.5ドル(約2,200円)

外食代:10ドル(約1,100円)

交通費:7.25ドル(約800円)

計:55.75ドル(約6,200円)

1週間の出費予想:100ドル(約1万1,100円)

実際の1週間の出費:55.75ドル(約6,200円)

気づいたこと:「予想を下回る数字になりましたが、"記録している"という事実が無意識にそうさせたのかもしれません。もちろん、だからといって人へのプレゼントを安いものに変更するなんてことはありませんでしたが、自分のための衝動的な買い物は抑えていた気がします。でも実際には、あまり着もしない服や靴を衝動買いしたり、普段は食べないようなもの(ハーゲンダッツのアイスクリームや高級チーズ)を買ったりすることはあります。

今回予算の36%をコーヒー代に使っていたことを知りました。以前は職場でタダで飲めたのであまり考えもしませんでしたが、こうして見るとかなりの額になるので、考え直さないといけませんね。それから、よく同棲している彼と口論するのが生活費(食費など)の負担額についてで、私は自分がかなり貢献していると思っていたのですが、蓋を開けてみると彼の方がよっぽど支えてくれていたことを知りました。1週間で計算すると、彼は私よりプラス100ドル(1万1,100円)くらい多く払ってくれていると思います。でも彼、来年から大学院に戻る予定なので、これからは私がもっと頑張らないと!」

カトリーナさんの場合

年齢:26

住まい:ジャーマンタウン、メリーランド州

職業:警備アシスタント

年収:5万ドル(約557万円)

【1週間の出費】

交通費:155.75ドル(約1万7,300円)

外食代:84.71ドル(約9,400円)

雑費:81.48ドル(約9,000円)

食費:75ドル(約8,400円)

飲み代:30ドル(約3,300円)

娯楽費:15.62ドル(約1,700円)

計:442.56ドル(約4万9,200円)

1週間の出費予想:300〜400ドル(約3万3,400円〜4万4,500円)

実際の1週間の出費:442.56ドル(約4万9,200円)

気づいたこと: 「こんなに出費がかさんでいたのは予想外でした! 私の2大出費項目はどうやら交通費と食費(外食)のようなので、まず外食は減らして節約しようと思います。交通費は、車で出勤していて専用の駐車場がないため、駐車場代がほとんどなんですよね…こればっかりは仕方ないです」

ロレッタさんの場合

年齢:27

住まい:インディアナポリス、インディアナ州

職業:博士課程の大学院生

年収:1万6,500ドル(約184万円)

【1週間の出費】

雑費:180ドル(約2万円)

食費:106ドル(約1万1,800円)

交通費:70ドル(約7,800円)

外食代:61ドル(約6,800円)

ギフト代:60ドル(約6,700円)

飲み代:36ドル(約4,000円)

コーヒー代:8ドル(約900円)

計:521ドル(約5万8,000円)

1週間の出費予想:250ドル(約2万7,800円)

実際の1週間の出費:521ドル(約5万8,000円)

気づいたこと: 「交際費は高くつくものですね…たとえその相手が犬であっても。私の出費のほとんどは、誕生日のお祝い、母への贈り物、ペットの生活用品、誰かと出かける時など、人のための出費が多いです。でもまさかこんなに使っていたとは!

実際、貯金に手を出して、その後しばらくは買い物を完全禁止にしたりすることもよくあります。クレジットカードを使うことにより、出費にバランスや猶予を持たせられると思っていた時期もありますが、昨年から給料が減ってしまったこともあり、その計画は今やあまり上手くいっていませんね」

ローレンさんの場合

年齢:26

住まい:クラークスヴィル、メリーランド州

職業:大学生/銀行の窓口係

年収:2万8,000ドル(約312万円)

【1週間の出費】

食費:44.68ドル(約5,000円)

交通費:32.90ドル(約3,700円)

外食代:29.1ドル(約3,200円)

健康維持費:10ドル(約1,100円)

飲み代:5.3ドル(約600円)

コーヒー代:4.24ドル(約500円)

計:126.22ドル(約1万4,100円)

1週間の出費予想:200ドル(約2万2,300円)

実際の1週間の出費:126.22ドル(約1万4,100円)

気づいたこと: 「この調査は、お金を使う際の優先順位について色々と考える機会になりました。自分はどちらかと言えばあまり余裕のある家計状況ではないと思うので、節約術は普段から考えるようにしています。なるべく自炊するようにしたり、レッスンに通う代わりに独学でヨガに挑戦したり。また、基礎化粧品にもお金がかかるため、石鹸やスクラブ、フェイスマスクなどは自分で作っています。

そうして節約した分のお金は、緊急事態や何か新しい体験をしてみたいと思った時(舞台観劇など)に使えたらと思っています。節約しながらも必要なものは満たし、楽しい生活を送るための知恵を身につけることは大切だと思います。同時に、ストレスが溜まった時や、大きな成果を成し遂げた時などには、頑張った自分にご褒美をあげることも大事ですよね」

アレックスさんの場合

年齢:26

住まい:サンフランシスコ、カリフォルニア州

職業:投資銀行員

年収:11万ドル(約1,223万円)

【1週間の出費】

娯楽費:962.68ドル(約10万7,100円)

雑費:244ドル(約2万7,100円)

外食代:192.78ドル(約2万1,500円)

交通費:92.31ドル(約1万300円)

飲み代:28.09ドル(約3,100円)

食費:19.6ドル(約2,200円)

コーヒー代:8.28ドル(約900円)

計:1547.74ドル(約17万2,200円)

1週間の出費予想:1000ドル(約11万1,300円)

実際の1週間の出費:1547.74ドル(約17万2,200円)

気づいたこと: 「出費が予算に対して予想を大幅に上回っていました。でも正直なところ、この週は旅行でナパ(カリフォルニア州の都市)に遊びに行っていたので、通常とはまた違ったお金の使い方をしていました。それに彼氏が車のタイヤをパンクさせてしまって、その運搬費と修理費用が想定外の高額で…と言いたいところですが、実際のところ自分が思っている以上に予想外の出費はありますし、旅行にもちょくちょく行ってるんです。『この一品にこれだけ払うべきか?』ではなく、もっと全体を捉えていかなければいけないなと感じました。例えば、ワイナリーに遊びに行ってワイン1本に100ドル(約1万1,100円)使うこと自体はそれほどマズイとは思いませんが、実はその日ワイナリーを3カ所巡ったことを考えると、1日で300ドル(約3万3,300円)かかってるってことですよね…。この調査は自分にとって怖い面もありましたが、やって良かったと思います!」

アリスさんの場合

年齢:29

住まい:クリーブランド、オハイオ州

職業:音楽大学の大学院生

年収:1万6,000ドル(約178万円)

【1週間の出費】

食費:107.93ドル(約1万2,000円)

飲み代:44ドル(約4,900円)

雑費:15.18ドル(約1,700円)

外食代:7.25ドル(約800円)

計:174.36ドル(約1万9,400円)

1週間の出費予想:70ドル(約7,800円)

実際の1週間の出費:174.36ドル(約1万9,400円)

気づいたこと: 「以前と比べると、(特に料理をする時間が確保できる週は)自炊してお弁当を用意するのが習慣化できているように感じます。なるべく作り置きして冷凍するようにしているのですが、さすがに朝出てから昼も夜も家に帰れない時は、2食分のお弁当を持って出るのは難しいですね。私は徒歩通学しているので、お弁当2食にプラスして、授業やその日必要なものを持って行くと、鞄もパンパンになってしまいますから。

病院の先生の指示で、ちょっと厳しめのダイエットをしていたのも、外食代を抑える結果につながったと思います。この調査に参加して、色々と気をつけてお金を使うように意識することができました。それでも見落としている出費が日常的にあると思うので、これからは家計簿をつけようかな、という意欲も湧いてきました。

やっぱり1週間に70ドル(約7,800円)は確実に使っていると思います。スーパーに食材調達に行った週(大体2〜3週間に1度くらい)は、当然高くつきます。食材は基本的に地元のオーガニック食材にこだわっていて、そうなると普通の人よりは値が張りますし。あ、でもこの週にたまたま入った金曜夜の飲み会は、習慣化したものではないので、この分は抑えられるはず!」

皆さんも試しに1週間、自分のお金の使い途をじっくり観察してみてはいかがでしょう?

(※日本円換算金額は2017年3月23日のレートに基づいています)

※この翻訳は、抄訳です。

Translation: 名和友梨香

COSMOPOLITAN US