彼氏が今満足しているのか、悲しんでいるのか、怒っているのかぐらい、大体わかる!と思っている女子は多いはず。でも、「本当に?」と聞かれたら、ちょっと考えてしまうかも…?

驚いたことに、今年2月に発表されたある調査では、女性の方が男性よりも相手の気持ちがわかっていないということが明らかに。女子にとっては聞き捨てならないその調査結果について、コスモポリタン アメリカ版から!

セントルイス・ワシントン大学の研究者らは、2つの観点からカップルが互いのパートナーをどのように評価しているかを分析。1つ目は、見せかけの感情(何でもないかのように振舞い、本当の感情を隠すこと)をどれだけ見抜けるか、2つ目は、どれだけ認知的再評価(状況が行き詰まっているときでも、見方を変えて解決の糸口を探すこと)ができるか、という点だったのだそう。

この調査で明らかになったのは、女性も男性も、相手が楽観的に物事を捉えているとき(認知的再評価)より、本当は気になることがあるのに平静を装っているとき(見せかけの感情)のほうが、その表情を読み取りやすいということ。これについて研究者は、後者の方が複雑な感情なので、表情から完全に消し去ることが難しいからではないか、と推測しているよう。

また、調査では男性の方がより感情を抑圧する傾向があることも判明。でも、もっと意外なのは、女性の方がより男性の"フリ"にだまされやすいということ。というのも、男性よりも女性の方がパートナーをポジティブな目で見る傾向が強く、男性の"状況を克服する力や欲求"を過大評価するからなのだとか。

また、相手の感情を適正に読み取れるかどうかは、相手の性格によるところも大きいよう。たとえば、彼が普段からよく感情を表に出す人なら、あなたも彼が本当の感情を隠しているとはあまり考えないはず。また、彼が普段からポジティブな感情を表現していればいるほど、あなたは彼を信頼し(そして過大評価し)、彼が"認知的再評価"を行っていると考えてしまうのだとか。

そして他にも、興味深い結果がひとつ。実は仲の良いカップルほど、こうした些細な表情の変化を察知しないそう。つまり、幸せを感じているカップルは、そうでないカップルよりも、相手の心の揺れをいちいち気にしていない、ということ。

大切なのは、相手が本当はどう思っているのだろうと懐疑的になるのではなく、どーんと構えて、関係を確かなものにしていくことのようです。

※この翻訳は、抄訳です。

Translation:mayuko akimoto

COSMOPOLITAN US