テニス、マドリード・オープン、女子シングルス2回戦。試合に臨むユージェニー・ブシャール。アナトリア通信提供(2017年5月8日撮影)。(c)Anadolu Agency/Burak Akbulut

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【AFP=時事】テニス、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2017)は8日、女子シングルス2回戦が行われ、ユージェニー・ブシャール(Eugenie Bouchard、カナダ)はワイルドカード(主催者推薦)のマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)を7-5、2-6、6-4のフルセットで下した。

 ブシャールは先月、高カテゴリーの大会からワイルドカードを受けるなど歓迎を受けているシャラポワは「ペテン師」であり、テニス界から永久追放されるべきだと痛烈に非難していた。

 現在世界60位のブシャールは、「多くの選手が個人的に私のところに来て幸運を祈ってくれていたから、試合前から非常に気持ちが高まっていた。普段は話さないような選手や、私のことを応援してくれるテニス界の人から多くのメッセージをもらった」と話し、かつての憧れの存在との対戦を前に、モチベーションが高まっていたと明かした。

「自分のために勝ちたいというのもあったが、そうしたすべての人たちのためでもあった。本当にサポートを感じた」

「それこそ多くの人が私と同じ意見を持っていることを示していると思うし、もしかしたら彼らは口に出すのを恐れていただけなのかもしれない」

 対するシャラポワは試合後、ブシャールとの対戦をめぐる報道合戦に集中を乱したことはないとした上で、誰に負けたかではなく、勝負に敗れたことに失望していると話した。

 シャラポワは「もしテニスの試合に負けても満足していると座って話していたら自分を心配する。相手やラウンド、1回戦か四大大会(グランドスラム)の決勝なのかといったことは関係ない」とした上で、「私は真の勝負師。毎日何時間も練習するのは、試合が終わったときに勝者の側にいるため」と語った。

「きょうはついていなかった。もちろんがっかりしている。でもそれが私をより良い選手にさせてくれるし、より多くの大会やグランドスラムで勝つことにつながる」

■試合は約3時間に及ぶ死闘に

 試合は第1セット、ブシャールが2-4とリードされた状態から反撃を開始。第11ゲームで相手のサービスブレークに成功すると、シャラポワと5度目の対戦にして2度目のセット奪取を果たした。しかし、第2セットに入るとシャラポワが正確性を取り戻し、試合の主導権を奪還。ゲームカウント2-2から4ゲームを連取し、グランドスラム通算5勝の実力をみせた。

 最終第3セットでは、互いにサービスキープに苦しみ、計14個のブレークポイントをしのぎ合う展開に。しかし、ゲームカウント5-4でブシャールがサービングフォーザマッチを迎えると、最後は2本のブレークピンチに直面しながらも約3時間に及ぶ死闘に終止符を打った。

 勝利が決まるとジャンプして喜びを爆発させたブシャールは次戦、カテリーナ・シニアコバ(Katerina Siniakova、チェコ)に6-2、1-6、7-5でフルセット勝ちを収めた第1シードのアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)と激突する。

 この日行われたその他の試合では、世界3位で第2シードのカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)が3-6、3-6でアナスタシヤ・セバストワ(Anastasija Sevastova、ラトビア)にストレート負けを喫している。

 一方の男子シングルス1回戦では、第15シードのガエル・モンフィス(Gael Monfils、フランス)が同胞のジル・シモン(Gilles Simon)に6-0、0-6、6-7(0-7)と荒れた試合の末に敗れた。

 第10シードのジョーウィルフライ・ツォンガ(Jo-Wilfried Tsonga、フランス)、第11シードのトマス・ベルディハ(Tomas Berdych、チェコ)、第12シードのグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)らは順当に2回戦へ駒を進めている。
【翻訳編集】AFPBB News