市場がリスクオン傾向の中で韓国大統領選挙、5月9日のドル円為替相場

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 ドル円が高値の113円13銭を突破した。9日5:45(すべて日本時間)には1ドル113円30銭までドルは買われた。フランス大統領決選投票が無難に決着し、朝鮮半島問題が下火になっていることもあり、市場はリスク選好の円売りの傾向が強まっている。

 5月8日の前半はドル売りの流れが強く19:00には1ドル112円40銭まで円高に傾いた。欧米市場ではリスクオンの動きが早まりドル買いが加速。21:40〜23:50ごろにかけて発表されたFRB高官のコメントは以下のようになる。

●ブラード・セントルイス連銀総裁「FOMCの現状の政策金利は適切」「2%の物価目標は年内での達成を予想している」●メスター・クリーブランド連銀総裁「年内のバランスシート政策変更に違和感はない」「他のメンバーよりも強い成長を予想している」「金利について様子見している姿勢に同意しない」

 共にタカ派で知られているために織り込み済みの内容ではあったが、少なからずドル買いの材料にはなったようだ。さらに23:00に発表された労働市場情勢指数(LMCL)が事前予想の1.0を大きく上回り3.5であったこともあり、ドル買いに拍車がかかった。長期債利回りも2.37%に上昇している。それでも高値の1ドル113円13銭ラインで上げ渋っていたが、9日5:00ごろに突破すると1ドル113円20銭前後で安定している状態だ。

 本日は韓国の大統領選挙を控えている。誰が大統領に選ばれるかということよりも、北朝鮮がどのような反応を示すのかが問題になりそうだ。水面下での外交交渉は続けられているようだが、北朝鮮が強硬姿勢を貫き、核実験を実施すると一気にリスクオフの動きになる。本日は朝鮮半島から目が離せない。

 アメリカでは続々、FRB高官のコメントが発表される。

●22:00カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁 日付が変わって5月10日●2:00ローゼングレン・ボストン連銀総裁●5:15カプラン・ダラス連銀総裁

 リスクオンと併せてドル買いの材料となるのか注目が集まる。