初共演となる綾瀬はるか&坂口健太郎 (C)2018「今夜、ロマンス劇場で」製作委員会

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 女優の綾瀬はるかとモデルで俳優の坂口健太郎が、武内英樹監督がメガホンをとる映画「今夜、ロマンス劇場で」で初共演を果たすことがわかった。大ヒット作「信長協奏曲(ノブナガコンツェルト)」の脚本家で、小説家の顔も持つ宇山佳佑がオリジナル脚本を手がけた。

 映画監督を夢見る青年の前に、長年あこがれ続けてきたスクリーンの中のお姫様が現れ、次第に引かれていくというストーリー。モノクロの映画の中から現れたお姫様が、初めて色のついた世界を体験するという設定のため、綾瀬が「ローマの休日」のオードリー・ヘプバーンのような、上品なイメージでドレスから普段着まで25パターンの衣装を着替えるなど、カラフルな色調の衣装や風景のなか、映像表現ならではの楽しみが詰め込まれた物語が描かれる。

 主演を務める2人は、「海街diary」と「高台家の人々」に出演しているが共演シーンはなかったため、本作が初の顔合わせとなる。正式なオファーの前から2人を想定して脚本があて書きされていたそうで、企画の稲葉直人氏は「まさに理想の組合せが実現した」と喜んでいる。「大人の女性が見られる恋愛映画はあまり見当たらない中、女性、そして男性も一緒にこの映画を見て、やっぱり映画っていいなあという気持ちになってもらえたらと思っています」と、9年間温め続けた本作への思い入れを語った。

 日本映画界を代表する女優としてシリアスからコメディまで幅広い演技をこなす綾瀬は、「劇中にチャップリンが語ったとされる『もし本当のロマンスとめぐり逢えたら、きっとこの世界も映画みたいに輝いて見える』という言葉が出てきますが、お客様にロマンチックで輝いてみえる、幸福な一時を感じていただけるような作品にしたいと思っています」と抱負を述べる。一方、2017年・第41回エランドール賞で新人賞を受賞するなど俳優として躍進中の坂口は、「台本を読んで、美雪と健司の愛の形に心を奪われ、心の繋がりの強さに気づかされました。とってもロマンチックで、キュートな映像が撮れていると思うので楽しみにしていてください」とアピールする。

 メガホンをとる武内監督も、「2人ともとてもピュアながら表現のベクトルが違うので、それぞれが際立ち、マッチングも非常に良い」と手ごたえを感じている様子。「物語前半の楽しい部分と後半の純粋なラブストーリー部分のギャップがしっかり出て立体的になり、見ている方もびっくりするような展開を味わうことができると思っています。1回で2本映画を見たような、違う種類の映画が不思議と混ざり合って、ラストは感動して劇場を出られるような、そんな作品になると確信しています」と自信をにじませている。

 撮影は4月下旬から好調に進んでおり、6月上旬のクランクアップを目指す。公開は2018年。