満面の笑みを浮かべるエリック・ツァン!

写真拡大

 映画『ラヴソング』や『インファナル・アフェア』シリーズで知られる香港俳優&監督のエリック・ツァンに、このほどイタリアで開催された第19回ウディネ・ファーイースト映画祭から生涯功労賞にあたるゴールデン・マルベリー賞が贈られた。今年の同賞は、中国のフォン・シャオガン監督に続いて2人目となる。

 ツァンは中華圏の映画でおなじみの名バイプレイヤーで、日本でも金城武主演の映画『不夜城 SLEEPLESS TOWN』(1998)などに出演。最近では28歳の新鋭コンビ、フローレンス・チャン脚本&ウォン・ジョン監督の才能に惚れ込み、ノーギャラで出演した香港映画『一念無明』(『マッド・ワールド(英題) / Mad World』)が、第12回大阪アジアン映画祭グランプリや第41回香港国際映画祭で観客賞を受賞するなど話題に。

 自身も同作で、マレーシアの第1回ゴールデン・グローバル賞で最優秀男優賞と香港版アカデミー賞こと第36回香港電影金像奨で最優秀助演男優賞を受賞している。64歳のツァンは、ステージで記念のトロフィーを受け取ると「この賞を受け取るにはちょっと早いかなと思うんですけど(苦笑)。でも自分の人生に置いて最も大きな賞になると思います。ありがとう!」と喜色満面で語った。

 同映画祭では今年、ツァンの息子であるデレク・ツァンも監督作『七月と安生』(第12回大阪アジアン映画祭でABC賞受賞)を引っさげ参加しており、会場で父親の受賞を見守っていた。(取材・文:中山治美)