出典:Nosh

2005年にAAAのメンバーとしてデビューし、同時期からソロでも活動しているラッパー・SKY-HIさん。

3月から行われているホールツアーのファイナルとなる日本武道館公演を5月2、3日に控え、5月31日にはニューシングル『Silly Game 』のリリースを予定しています。

今回Noshでは、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍中のSKY-HIさんにインタビューを実施。AAAのメンバーとしても圧倒的な人気を誇る一方で、「人間という意味ではSKY-HIの僕の方が普段の僕」と語るそのワケとは……?

 

■新曲「Silly Game」に込めた思いとは?「言葉の成長をすごく感じる」



出典:Nosh

編集部:今回の新曲『Silly Game 』にはどんな「思い」を込めましたか?

SKY-HI:内容のテーマは、個人レベルの社会的被害者と社会レベルの被害者と加害者。

最近のニュースはつっこみどころが多くて、そこら辺が全部つながっているなと感じています。

社会的な問題は通年で続いていると思うんだけど、近頃では僕自身も共感してしまう問題なんかもあって、それにすごくシンパシー感じた分、今は書きたくて、書きたくてしょうがなくて。

編集部:曲作りのきっかけになったのは?

SKY-HI:現代社会は人とずっといる時間が増えているよね。

僕は今30歳なんだけど子供のころは1人になる時間があった。そういう時間にMDを編集して自分ベストを作っている、それが自分と会話できる時間だったけど、今はそういう時間がどんどん減っていってしまっているように感じます。

人といる時間に溺れて、無言のルールに押しつぶされるというのはあるある過ぎて……そんなことを感じたのが、筆を走らせるきっかけになりました。



出典:Nosh

編集部:歌詞を読んでいても、メッセージ性の強さを感じます。ご自身で「これはハマった!」と思うフレーズはどこですか?

SKY-HI:「一声かけ綺麗に整列」から始まるパートですね。言葉のグラデーションができたのは気に入っています。

「裏表隠し押し付けるジョーカー」というフレーズが出てくるんだけど、実は3年前に歌っていた歌の歌詞にも同じフレーズがあるんです。3年の時を経て、言葉の成長をすごく感じますね。

最終的には芸能の空虚の話に戻して、「生きて死ぬまで通し稽古?カメラ回せアクション、興味ねぇよ」で落とせたのも気に入っていますね。

 

■SKY-HIが語る曲作りのポリシー「なんとなく受け取っていいけど、なんとなく作らない」



出典:Nosh

編集部:強いメッセージ性の歌詞とは対象的に、曲調なかなりポップですが、それにはどんなワケが?

SKY-HI:僕自身80sのポストロックやポストパンクの精神はすごく共感しているんですけど、『Silly Game 』を作っていてすごくシニカルな気持ちになったし、正面から「革命だ!」とぶつかっていくテンションよりは、ペシミスティックに、シニカルに、皮肉っぽくなりそうだったんですよね。でも、それだけだと届かない。あと、説教くさくなっても嫌だし、重くなりたくなかったというのもあります。

同じ80sでもアメリカの80年代半ばから後半のちょっと浮かれたUSの空気感、UKの精神でUSのテンション感。2017年はインターネット時代で海によって地域格差が起こらないはず。今回はそんなパズルが成り立ちそうだったから、とにかくパーティー度の高い、それこそ夏フェスとかで聞いても盛り上がれそうなテンション感で、ものすごくメッセージがあることをやろうと思って。

パーティー調にしないとメッセージソングにならなかったし、メッセージソングにしないと今はもうパーティー調でなんかとてもじゃないけど書けないです。



出典:Nosh

編集部:それはSKY-HIさんの楽曲に全体に通ずるポリシーですか?

SKY-HI:音楽が好きじゃない人にも楽しんでもらうためには、強いメッセージであればあるほど一聴したときに楽しくないと嫌だし、逆に言うとただ楽しいだけでは絶対に嫌なんです。なんとなく受け取っていいけど、なんとなく作らないです。

編集部:ご自身が作った楽曲を、聞き手にどういうふうに受け取ってほしいという思いはありますか?

SKY-HI:正直「なんとなくいいね」っていうのは大事にしたいから、ふわっと聞いた人が、ノリがいいからと思うのも、イケメンだからと思うのでもよくて。いいと思ってくれたら本当に何でもいいんだよね。

ただ、僕のことを好きであればある人のほうが、勝手に読み解くんですよね。歌詞や、つながり、メッセージとか読み解いて考えるようになっているのが誇らしく感じます。

今よく聞いていた曲でも、5年後に懐メロとして聞いて「あー」と思い出すアーティストと、5年後もずっと今でも好きなアーティストっていると思うけど、絶対後者でありたい。

「SKY-HIを聞けて幸せだった」って思ってもらいたい、思ってもらう責任があるわけだから楽しませたいし、めっちゃ楽しかったがゆえにすっとメッセージを渡して帰らせる人でありたい。楽しませる間口は広げておいて、メッセージは通り過ぎていくときに渡すような……。

 

■ライブは唯一無二のエンターテイメントショー「早死にしてもその責任は持ちたい」



出典:Nosh

編集部:ライブでファンの方に「ここだけは見てほしい」見どころポイントはありますか?

SKY-HI:圧倒的にエンターテイメントにする、圧倒的に楽しませるのは意識しています。僕の曲を1曲も知らない人が最後まで楽しめないのはイヤだから、それはすごく大事にしているんですよね。

編集部:SUPER FLYERS(フルバンド&ダンサー)とのパフォーマンスにも注目が集まっていますよね。

SKY-HI:彼らとは、なんだかんだ長い付き合いになってきました。

1人の時から思い描いていた、「きっとこういう風にやれば唯一無二の、世界的に見てもあまりないような音楽のエンターテイメントショーができる」というのが、彼らとなら実現できるんです。

彼らも「世界で一番のショーをやりにきたぞ」というテンションなので、そういう意味では自信しかなくて。

やっぱり、楽しみ切った心じゃないとドアが開かないですもんね。ライブではドアを開けたなら開けた責任として、ちゃんとメッセージを渡して、ドアを閉めて送り出してあげるところまでしっかりやろうと思っています。



出典:Nosh

編集部:SKY-HIとして立つステージと、AAA・日高光啓として立つステージはやっぱり違いますか?

SKY-HI:AAAの時は何をやるべきことをやるというのを考えているかな。変わらないことがあるとしたら来ている人が唯一の正義。それ以外に正解はないです。

僕がSKY-HIとして崇高なメッセージをもっていようが、AAAがいかに多くの方を動員しようが、そんなことは来た人が楽しいと思わないと何の意味がないから、そのために来た人が、何が楽しいかなと考えるのがAAAの時。でも、不思議なもんで人間という意味ではSKY-HIの僕の方が普段の僕なんだなと感じます。

SKY-HIのライブは2時間半だけど、僕に注いでいる時間と労力はそんなもんじゃなくて。ライブに来て、グッツを買って、遠征費なんかも考えると、それだけかけたら旅行もできるし、他の人のライブも見られるし。

だからこそ、僕には「SKY-HIのライブを見に来てよかったね」と思ってもらう責任があるというのはものすごく深く強く思っています。来てくれた方をめちゃくちゃ楽しませるというのは必要なことの気がする。たとえ早死にしてもその責任は持ちたいです(笑)。



出典:Nosh

編集部:それでは最後に、今まさにアラサー女性のNosh読者に向けてメッセージをお願いします。

アラサーって、世の中と自分の距離感が著しく変わるタイミングです。よく「若いころはチヤホヤされていた」なんて言うけど、社会と自分との距離って常に変わるじゃないですか。かといってそれにネガティブになっていてもいいことはないですよね。

周りの人に対しても、著しく状況が変わるタイミングでもあります。結婚、転職、起業とか。そういう周辺の環境が一番センシティブなタイミングな気はするんだけど、いい方向にも悪い方向にも時間の流れって変わらないから。全員にできることは、変わらない時の流れに逆らうよりは、“今日より明日の方を楽しくする”のが唯一にして最善だと思うんですよね。



出典:Nosh

でも、それってすごく難しいことだから、一人でやるのは無理で、何かしらの助けが必要。それが配偶者や恋人の人もいるし、友人とかペットとか。ペットだと依存しすぎて怖いとかあるけどね……(笑)。

僕のやっていることはそれの一番手助けになることだと自覚しているし、自任しているし、なると思う自信もあるから、よかったらいつでもライブにきてください! 僕を知らないで過ごした人生より、僕を知ってから過ごした人生の方がどんな形であれ、いいものにする責任は確実に持ちますので。

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