8日、韓国メディアによると、韓国で5月9日投開票の大統領選挙を前に、革新系の少数党「正義党」の沈相ジョン候補が元慰安婦と面会し、「次期政権で必ず、最優先で日韓慰安婦合意を破棄するために最善を尽くす」と約束した。写真は釜山の慰安婦少女像。

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2017年5月8日、韓国・ニューシスによると、韓国で5月9日投開票の大統領選挙を前に、革新系の少数党「正義党」の沈相ジョン(シム・サンジョン)候補が元慰安婦と面会し、「次期政権で必ず、最優先で日韓慰安婦合意を破棄するために最善を尽くす」と約束した。

沈候補は同日午前、元慰安婦らが共同生活を送るソウルの「平和の我が家」を訪れて元慰安婦のキム・ボクトンさんとキル・ウォノクさんと面会し、「これまで2度3度とつらい思いをさせて申し訳ない」と謝罪した上で、上記のように述べた。

沈候補は「今回の大統領選挙候補者のうち、自由韓国党の洪準杓(ホン・ジュンピョ)候補以外が日韓慰安婦合意の破棄を約束したが、洪候補が大統領になる可能性はないため心配いらない」とし、「日韓慰安婦合意を朴槿恵(パク・クネ)政府の積弊清算対象の第1号と考え、他の党に合意破棄への協力を繰り返し呼び掛けてきた」と述べた。

これを聞いたキムさんは「絶対に当選し、必ず私たちの恨みを晴らしてほしい。このままでは死んでも死にきれない」と述べて涙を流したという。

この報道に対する韓国のネットユーザーからのコメントは「誰が当選しても、慰安婦合意は必ず破棄。当たり前のことを言わないで」「最後の悪あがき?」「1票でも多く集めたい気持ちは分かるけど、正義感の見えない党に与える票はない」「大統領になりたいなんて高望み。文在寅(ムン・ジェイン、支持率トップの革新系最大野党『共に民主党』候補)に票を集め、政権交代を実現させなければならない」など沈候補に対する厳しい意見が目立った。その他、「合意文書がないのだから破棄を宣言する必要すらない。親日売国奴が口頭で結んだものなど最初から信じていないよ」「これが政治。1番先に解決すべき問題は慰安婦だ」などの意見も寄せられている。(翻訳・編集/堂本)