マイクロソフトCEO「スマホには見えない電話」を作ると発言。ウワサのSurface Phoneか
Surface Phone(仮称)は、現在市販されているスマートフォンとは大きく異なる製品になるかもしれません。マイクロソフトのサティア・ナデラCEOは、Market Placeのインタビューで「今あるものとはかなり異なる電話を作る」と発言しました。

ナデラCEOは、新たに発売するスマートフォン「Surface Phone(仮)」は、Surfaceシリーズと同様の戦略を採用すると語ります。つまり、Surfaceシリーズが2 in 1という製品カテゴリを開拓したように、既存の枠にとらわれない挑戦的な製品にしたいとアピールします。

「我々はより多くの携帯電話を作るが、それは今日の携帯電話とはかなり違って見えるだろう」(ナデラCEO)

Surface Phoneで「新たな製品カテゴリを開拓する」といっても、現時点で確かな情報はなにもありません。ただ、ナデラCEOは2016年11月、Financial Reviewのインタビューに対しても「究極のモバイルデバイスの開発で今後も電話市場に取り組んでいく」と語っており、それが今回の発言と関連したSurface Phoneになるであろうデバイスと考えられます。

Windows 10 Mobileには特徴的な機能として、テレビや外部モニタを接続してデスクトップPCのように使う「Continuum」機能があります。しかし、マルチタスクや対応アプリなどの制限が多いためかPCほどの扱いやすさはなく、まだまだ発展の余地があるのが現状です。

では、たとえば「携帯電話には見えない」とされるSurface PhoneがフルWindowsと大差のないデスクトップ環境を実現できるとなればどうでしょう。もしそれが実現できるなら、これまでのSurface製品同様に新しい製品カテゴリを切り開くと豪語するナデラCEOの言葉にも納得できそうです。Surface Proが2in1スタイルでラップトップのシェアを奪ったように、もしかするとSurface Phoneが2in1スマートフォンのカテゴリを開拓するかもしれません。

マイクロソフトは5月23日に中国・上海でSurface関連のプレスイベントを開催予定。ここではSurface Pro 5の発表が噂されていますが、Surface Phoneが隠し玉として用意されることにも期待したいところ。

以前のうわさでは、Surface Phoneになるという製品の発売時期は2017年後半から2018年ごろとされていました。