【ビデオ】自宅で大人の工場見学!! 三菱(デリカD:5)編

【ギャラリー】MMC Factory10


近年、大人の工場見学が人気だ。しかし、実際は自動車の生産工場は基本的に平日稼働のため、平日に休みが取得できない場合、見に行くことが難しいだろう。

そこで、いつでも見ることができる、メーカー各社が公開している自動車工場の生産現場の動画をご紹介しよう。今回ご紹介するのは、三菱「デリカD:5」のメイキング動画だ。


4月に公開されたばかりのこのメイキング動画では、工場の生産現場の動画に入る前のオープニングシーンも気合いが入っている。

動画撮影のために、主要な部品の一つ一つをボディに組み付けて撮影するなど、単なる工場紹介を超えた演出がなされているのも特徴的だ。

実際の製造手順とは異なる部分があるが、どのような部品がどのような箇所に取り付けられているか一目でわかるので、興味深い。

動画の舞台は、岐阜県にあるパジェロ製造株式会社だ。

デリカD:5がパジェロ製造で作られているというのはなんとなく違和感があるが、同社の沿革を見ると、ジープやトヨタ大型トラックキャブ、ホンダ シティカブリオレなど、色々なメーカーの車両を生産してきたことが分かる。

ちなみに、現在は三菱自動車の完全子会社であり、パジェロ、デリカD:5の他、アウトランダーなどの生産を行っている。

組み立ての工程の始まりは、平板の鉄板のプレス作業。プレス工程は完全な自動で行われているが、機械からの部材の取り上げ作業や砥石をかける作業、品質のチェックなどはすべて手作業で丁寧に行われている。


ボディの形状にプレスされた鉄板は、画像のような溶接作業が行われ、クルマの形に組み上げられていく。動画ではロボットによる溶接の他、製造スタッフによる手作業での溶接工程も紹介されている。

筆者は溶接工程について、ほとんど自動で行われていると思っていたが、実際は想像以上に手作業による溶接作業が行われているということが分かり、製造スタッフのスキルが求められる工程であることを再認識した。


続いて塗装工程。こちらも製造スタッフが手作業で吹き付け作業、仕上がりの確認作業などを1台、1台手作業で行っている。

目視の他、手で触って塗装表面の状態などの確認も行われており、単に工場で機械的に量産しているのではなく、ある意味手作りとも思えるようなこだわりを感じさせる作りこみも行われていた。


組み立て工程として最後は、足回り、エンジン、内装などの取り付けで終了となる。ここでも製造スタッフが、一つ一つの部品を車両に手作業で組み付けていく。

量産工場なので職人技が必要という工程ではないが、すべての部品を間違いなく正確に組み付けていくことが求められる重要な工程だ。


工場ラインの最後は、テスターラインでの最終品質確認作業。

実際にテスターの上に車両を載せて走行させることで、品質に問題がないかを専門スタッフが五感を使って確認する作業が行われている。

色々な不正問題がクローズアップされてきた同社だが、実際のモノづくりの製造現場では、多くの人が間違いのない品質を目指して熱心に作業をしていることがこの動画から伺い知ることが出来た。本動画では実際の作業スタッフの製造にかかわる想いも語られているので、是非動画をチェックして欲しい。

三菱自動車株式会社 公式サイト
http://www.mitsubishi-motors.co.jp/

画像出典:Making of the DELICA D:5

Making of the DELICA D:5