8日、日本統治時代に台湾台南市の烏山頭ダム建設を指導した日本人技師・八田與一の慰霊祭が現地で行われるこの日午前、主催者側の「媚日」を不満に思う群衆が警察ともみ合いになる場面が見られた。写真は八田與一像。

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2017年5月8日、環球網によると、日本統治時代に台湾台南市の烏山頭ダム建設を指導した日本人技師・八田與一の慰霊祭が現地で行われるこの日午前、主催者側の「媚日」を不満に思う群衆が警察ともみ合いになる場面が見られた。

同ダムのほとりには八田の銅像が設置されており、4月中旬に中国との統一を主張する「中華統一促進党」所属の元台北市議に像の頭部を切断されたことで注目を浴びた。銅像はその後修復され、5月7日に除幕式を開催した。

環球網は「媚日」への不満を訴える人々からは「蔡英文(ツァイ・インウェン)総統は退陣を」などと当局の日本寄りの姿勢に厳しい非難の声が上がったと伝えており、このうちの1人が口にした「八田氏は台湾に貢献したことはしたが、ダム建設の当初の狙いは日本が世界侵略するための軍の食糧のためだということを忘れてはならない」という言葉を掲載した。

また、慰霊祭について報じた台湾メディアは「万が一を考えて現場は部外者の入場が制限された。中に入ることを阻まれた反日派、独立派の市民らはそれぞれの立場を主張。反日派からは『日本人は帰れ』などのシュプレヒコールが上がり、独立派の政党関係者は『植民地時代、日本には確かに悪い点があった。しかし、数多くの貢献も行った』とコメントした」と伝えている。(翻訳・編集/野谷)