難しい上司に対処する7つの方法

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ようやく天職にめぐり逢い、仕事も楽しく、同僚とも上手くやっているのに、上司だけが我慢ならない──これは昔からよくある悩ましい状況だ。

細かい指摘ばかりし、あなたがどんなに努力しても期待していたような良好な関係を築けそうもない上司。もしあなたがそんな状況にあるとしても、ストレスを感じすぎないようにしたい。まずは、上司との衝突に悩んでいるのは自分だけではないと知ることだ。

私のクライアントの中にも、嫌いな上司から逃れたいがために別の仕事を探した人々がいる。転職活動をする人の多くは、会社を辞めたいのではなく上司から離れたいだけだ、というのが私の持論だ。

実際、調査会社ギャラップが米国人を対象に実施した調査の結果、半数もの従業員が上司の元を去りたくて仕事を辞めていたことが分かった。だからあなたはひとりではない。上司との関係を良くするため、もしくは少なくとも日常業務を耐えうるものにするため、実際にできることは多くある。

1. 状況を評価する

上司との関係悪化には、あなたにも責任の一端があるのか。それとも上司は職場の誰ともうまくいっていないのか。上司は職場で全般的に問題行動をとっているのか、それとも矛先はあなただけなのか。自分自身に悪いところがないか正直に省みよう。もしあなた自身に何らかの原因があるなら、責任を持ってそれに対処しよう。自分の責任を棚に上げても状況は悪化するばかりだ。

2. 共感を試みる

上司が公私で抱えている問題で、部下への態度に影響を与えている可能性があるものはないか考えてみよう。厳しい納期のせいでいつもストレスを感じていたり、上司にもまた嫌な上司がいたりするのかもしれない。もしあなたに抵抗がなく、適切な機会があれば、上司が抱えていることを聞き出してもよい。上司の身になって考えることにより、その見方が理解できるようになり、相手の状況や行動に対し今より親身になれるだろう。

3. したたかに立ち回る

私はクライアントに、職場でのオープンで正直なコミュニケーションを普段は勧めるが、このように微妙な状況の場合は、話す前によく考えることが必要だ。緊張状態の中、間違ったタイミングで間違ったことを口にすると、状況は劇的に悪化してしまう。言葉を注意深く選び、上司とのやりとりを記録しよう。情報を記録しておくことで、どこかのタイミングで状況がエスカレートしてしまった時、自分が非難されることを防げる。結果に集中することが重要だ。人格を攻撃するのではなく、相手の行動を結果達成への障害物として捉え、それに集中しよう。

4. 誰かに相談してストレスを和らげる。ただし相手は同僚以外に

二流の上司を毎日相手にすると自分が疲れ果ててしまう。信頼できる友人や家族に打ち明けることでストレスが和らぐかもしれない。胸がスッとするだけでなく、違う見方を示してくれることもあるだろう。覚えておきたいのは、相談役として最も尊敬できる人を選ぶこと。怒りを増大させることは絶対に避けたい。

5. 関係を絶たない

いつか上司に自分の推薦状を書いてもらわなければならない日が来るかもしれない。応募先の企業から、前職の直属の上司と連絡を取ってもよいか聞かれ、「だめです」と答えれば不審に思われ、気まずい説明を強いられるだろう。難しいかもしれないが、自分の仕事上の評判をおとしめないようにしたい。

6. 社内異動を希望する

大規模な職場に勤めているなら、今の上司の管理下にない部署に空きが無いか探してみよう。離職することも、人事部に上司について気まずい話をする必要もなく、嫌な上司の下を目立たず離れることができる素晴らしい方法だ。

7. 転職する

そこまで惨めな思いをしてまで会社に留まる価値は無いこともある。ギャラップの調査では、上司との関係が強固な従業員ほど、より熱心に仕事に取り組むという結果が出ている。そのため状況によっては、上司との関係悪化が日々のストレスだけでなく、仕事にも悪影響を及ぼす恐れもある。結局のところ、あなたにとって何が最善なのかが分かるのは、あなた自身だけだ。

自分自身に正直に問うてみよう。ストレスや緊張に耐える価値はあるか? 仕事に悪影響が出ていないか? それとも仕事は他の点では全て素晴らしく、上司との関係はささいな欠点に過ぎないのか?

状況に対応しようと急いで決断を下してしまう前に、じっくり自分の心に向き合おう。結局のところ、職場で不当な扱いを受けてよい人などいない。それに気付き、もしどうしても次に進む必要があるのなら、あなたの理想の職場はどこかにある。そこでは、やりがいのある仕事と、あなたを支えてくれる良い上司が、あなたを待っているだろう。