4K有機ELテレビ ブラビア『KJ-65A1』(65型)、4K液晶テレビ ブラビア『KJ-65X9500E』(65V型)。(画像:ソニー発表資料より)

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 ソニーは、テレビ「4Kブラビア」の新商品として、有機ELテレビの『A1シリーズ』2機種と、その他4K液晶テレビ5シリーズ10機種、合わせて12機種を、6月に発売する。発売日は4K液晶テレビブラビア『X8000E』シリーズのみ6月24日、ほかは6月10日の予定。ちなみにソニーには2007年に11型有機ELテレビを販売した実績があり、これは10年ぶりの再参入となる。

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 有機EL(エレクトロルミネッセンス)とは、同名の発光現象を利用した有機発光ダイオードもしくは発光ポリマーの製品を指す。次世代のディスプレイ、また照明技術として期待されているテクノロジーである。

 テレビに有機ELを用いるメリットは様々ある。まず厚みである。液晶テレビよりさらに薄く作ることができる。次に応答速度。色の変化がスムースなので、なめらかな動画を視聴することができる。消費電力も理論的には少なくできるとされている(技術的問題から、実際にはまだ液晶テレビの方が電力コストは低い)。コントラスト比が高く、液晶テレビやプラズマテレビを圧倒する、陰影や色彩の表現力を持つ。また、液晶テレビと比べたときはもちろん、プラズマテレビと比べても視覚屋が広く、どの角度から見ても画質の変化をほぼ生じない。

 直射日光があたると見えが悪くなる、寿命が短い、日本メーカー製が少ないなどの問題もあったが、最大の難点はまだ値段がかなり高い、ということであろうか。今回のソニーのブラビア12機種は、すべてオープン価格であるが、推定市場価格は65インチで80万円前後、55インチで税別50万円前後と言われている。

 有機ELテレビ市場では韓国のLG電子が先行している状況があったが、3月に東芝が参入、パナソニックも参入を発表、そして今回ソニーが6月に販売を開始ということで、「有機ELテレビ元年」とも言われる状況になりつつある。