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撮影の幅が広がる良アップデートです



2017年5月8日、オリンパスから同社のミラーレスカメラ『OM-D E-M1 Mark II』『OM-D E-M5 Mark II』『PEN-F』の最新ファームウェアが公開されました。なかなか大きなアップデートになりますよ。

この最新ファームウェアを適応することによりいくつか機能が追加されますが、目玉となるのは、オフカメラストロボ撮影を実現するProfoto「Airシステム」のワイヤレスユニット『Profoto Air Remote TTL-O』に対応し、TTL・HHS機能が使えるようになる点。オリンパス純正品では無線のオフカメラストロボ撮影対応製品がないため、このアップデートで撮影の幅が広がりそうですね。


▲『Profoto Air Remote TTL-O』。

というわけで、最新版のファームウェアでの変更点は以下のとおりです。

ファームウェアアップデートで追加される機能や改善点



Profoto社『Profoto Air Remote TTL』との連動機能を追加

『Profoto Air Remote TTL-O』は上記の機種とProfoto Air TTL搭載のフラッシュをワイヤレスで統合します。カメラのホットシュー部分に装着することで、各機能の操作が手元で迅速に行えます。今回のファームアップにより、『OM-D E-M1 Mark II』、『OM-D E-M5 Mark II』、『PEN-F』いずれの機種でも『Profoto Air Remote TTL-O』との連動が行えるようになります。使用可能な機能の詳細はProfoto社の該当資料をご参照ください。

カメラ設定をパソコンに保存できる「マイセットバックアップ」(『OM-D E-M5 Mark II』『PEN-F』)

カスタマイズした設定をパソコンに保存し、必要に応じてカメラに書き戻すことが可能な「マイセットバックアップ」機能が加わります。複数台のカメラを使う場合に同一設定にする、あるいはファームアップを行う場合の細かな設定保持にも活用できます。

「ハイライト&シャドーコントロール」に中間調の調整機能を追加(『OM-D E-M5 Mark II』)

被写体の明るい部分と暗い部分の調整が個別にできる「ハイライト&シャドーコントロール」に、中間部の調整機能を追加します。より微妙なコントロールが行え、露出補正では調整しきれない被写体のディテールをより適切に表現することができます。

ピントを合わせた位置でのスポット測光が行える「ターゲット連動スポット測光」(『OM-D E-M5 Mark II』)

AFターゲットの位置と、スポット測光エリアの範囲が連動する「AFターゲット連動スポット測光」が加わることにより、ピントを合わせた位置でのスポット測光が可能になります。

サンプル画像を見ながらタッチ操作で選べるアートフィルター(『PEN-F』)

画面下にアートフィルターの効果を示すサンプル画像が表示され、それぞれのアートフィルターの効果イメージを確認できます。希望のアートフィルターのサンプル画面をタッチ操作することでも選択できるため、迅速な操作が行えます。

感度を上げ始めるシャッター速度の設定が可能になった「ISO AUTO」(『PEN-F』)

「ISO AUTO」使用時にISO感度を自動で上げ始める「シャッター低速限界」のユーザー設定が可能になりました。上げ始めるシャッター速度を遅くすれば、ISO感度が低い状態で撮影が行えます。

背面液晶モニターのAFターゲットパッドの機能が向上(『PEN-F』)

ファインダーを覗きながらAFポイントを背面液晶モニターのタッチ操作で自由に動かせるAFターゲットパッド。ファームアップにより鼻などが背面液晶モニターに触れていても、パッド操作が行えるようになりました。

ハイレゾショット、深度合成モード、社外メーカー製フラッシュの対応(『OM-D E-M1 Mark II』)

50Mハイレゾショット、深度合成モードでの撮影で、オリンパス製のエレクトロニックフラッシュだけでなく、社外メーカー製フラッシュも使用可能になります。

ファインダー撮影時の背面液晶への自動再生切り替え(『OM-D E-M1 Mark II』)

ファインダーで撮影中、レックレビュー時にファインダーから目を離すと、背面液晶に自動で切り替え、再生されるようになります。(『OM-D E-M1』と同様の仕様)

電源オフ時のAF HOME設定保持(『OM-D E-M1 Mark II』)

従来、AF HOMEを呼び出した後で電源オフにするとAF HOME前のセッティングになりますが、ファームアップにより一旦電源オフにした後でもAF HOMEを呼び出せ、状態を保持するようになります。(『OM-D E-M1』と同様の仕様)

そのほか、『OM-D E-M1 Mark II』での改善点

撮影時のファインダーの色再現性を改善しています。

電池残量表示の安定性を向上させています。

最新ファームウェア適応で新たに追加される機能、改善点の一覧表(○印が新対応)



■レンズ側ファームウェアアップグレードでの改善点



『M. ZUIKO DIGITAL ED 12-100mmF4.0 IS PRO』ファームウェアVer.1.1、『M. ZUIKO DIGITAL ED 300mmF4.0 IS PRO』ファームウェアVer.1.2との組み合わせで、手ぶれ補正稼動時の静音連写性能を改善しています。(『OM-D E-M1 Mark II』)

『M. ZUIKO DIGITAL ED 12-100mmF4.0 IS PRO』ファームウェアVer.1.1との組み合わせで、5軸シンクロ手ぶれ補正の性能を改善しています。(『OM-D E-M5 Mark II』『PEN-F』)

レンズ側ファームウェアアップグレードでの改善点の一覧表(○印が新対応)



文/こばやしなおき(編集部)

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オリンパス公式サイト

ニュースリリース

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