フランス大統領選挙の決選投票で決着がついた。日本時間の8日(2017年5月)午前3時から始まった開票で、中道で元経財相のマクロン氏(39)が、急進右派で「女トランプ」と言われたルペン氏(48)を破って、当選を決めた。フランスの良識は健在だったというべきか。「モーニングショー」は「ニュースもう一本」で取り上げた。

マクロン氏は、オランド大統領の元で経財相も務めたが、自身は支持政党を持たない。フランスで伝統的に政権を担ってきた中道右派、左派の候補がともに決選投票に残れなかった。ために、どのような内閣を組織するかも課題になる。ただ、39歳の大統領は史上最年少で、若さへの期待もありそうだ。

当選が確定したマクロン氏は、ルーブル美術館前で開いた集会で「今夜あなたたちがフランスを勝利に導いた」と叫んで、支持者の歓声に応えた。

投票率は65.3%と前回を6.6%下回った。が、得票はマクロン氏66.06%、ルペン氏33.94%と、開けてみたら大差だった。しかし、アメリカでの「トランプ現象」「隠れトランプ」が頭にあるメディアは、最後までルペン氏支持の勢力が読み切れず、「ひょっとすると」と言い続けていた。

そのルペン候補は、敗北を認め「次の戦いの先頭に私は立っていく」と述べた。「脱EU」「フランス・ファースト」の訴えは、フラン人の多数にはなりえないことを示したことになる。

司会の羽鳥慎一「マクロンさん、勝ちました」

排外主義の流れ、フランスで止まった

玉川徹(テレビ朝日ディレクター)「イギリスのEU離脱から始まって、アメリカ大統領選挙まで、ポピュリズム、排外主義できた流れが、フランスで止まったかなという感じ。合理主義の国なので、感情よりも合理なのかなと」

羽鳥「これでフランスはEUに残ります」

玉川「EUの元々は、フランスとドイツがもう戦争はしませんというところから始まって、それが原点ですから、フランスが抜けたらEUなくなっちゃいますから」

羽鳥「女トランプにはならなかった」

玉川「まずいと思ったんじゃないのかな」

羽鳥は「39歳の若い大統領の誕生です」と締めくくったが、いかに速報とはいえ、「ニュースもう一本」では寂しい。この日の「ボード」で大々的にやったのは、JR東日本の豪華列車「四季島」で、なんと37分と大奮発だった。